あらすじ主人公は女装癖のある3人の中学生男子。純粋に女の子になりたい、まりか=青木裕太。死んだ姉の身代わりとして母親を慰めるために女装する、ユイ=木島亮介。幼少期のトラウマから男に求められるままに女装を続ける、パロウ=田村修。3人は互いの抱える事情を知り、互いへの恋愛感情を意識するようになるが、しかしそれはすべて一方通行の片思い。男の娘3人の切ないトライアングルが形成されてしまう。5巻では、3人の想いが激しくぶつかり合い、それぞれの関係に大きな転機が――。
女の子3人がオフ会で集まったけど実は3人とも男の子ででした。というさわり。 それぞれ女装をしている理由はそれぞれで、一人一人の過去の思い出や出来事にスポットを当ててくれるのでとても感情移入がしやすいです。 一人一人の辛い思いなどが心がいたくなるぐらいに伝わってきていて、深く重い題材だなと感じました。 「多様性」が認められてきている今、そういう方々に一度この作品を読んでほしいと思いました。 もちろんそうじゃない方々にも読んでもらい「多様性」を心の底から受け入れられるような優しい世界になってほしいと思いました。