あらすじ

マッシュを追う無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の前に立ちはだかる、溶岩へと消えたはずのかつての“息子”、ドミナ!! 友情に報いるため、ドミナは恐るべき“父”に挑む!! 一方、心臓を失ったマッシュをメリアドールの元へ送り届けるべく、決死の覚悟で走り続ける仲間たち。満身創痍の中、迫る敵の脅威から逃げ切れるのか…!? そして、生死の境でマッシュが出会う“ある存在”とは!?
マッシュル-MASHLE- 1巻

誰もが魔法を使い、その優劣が全てを決める魔法界。人里離れた森の中で、日々筋トレの鬼と化す少年・マッシュの秘密は、魔法が使えないこと。その秘密を他人に知られた時、日常は一変!! なぜか魔法学校に入学し、トップを目指すことに…!? 鍛え上げた筋力とパワーで、全ての魔法を粉砕するアブノーマル魔法ファンタジー、ここに開幕!!

マッシュル-MASHLE-(2)

二本のアザを持つ選ばれし者ランスとの勝負の最中、ランスの意外な本性に触れマッシュは…!? さらに一難去ってまた一難、マッシュが所属するアドラ寮と、レアン寮の合同課外授業が行われる。ヤバい奴に何かと目をつけられがちなマッシュは、寮の威信と級硬貨(コイン)を懸けた争いに巻き込まれるハメに!! 高潔を気取る腐った輩に、正義のグーパンを叩き込め!!

マッシュル-MASHLE-(3)

激しさを増す、レアン寮による他寮の級硬貨(コイン)乱獲!! 神覚者の座を狙うレアンの級硬貨独占を阻止するため、一致団結するマッシュらアドラ寮のメンバー。その矢先、フクロウ小屋を掃除中のマッシュの前に七魔牙(マギア・ルプス)の第六魔牙(シックス)と第七魔牙(セブンス)が襲来するが…!? 弱者を踏みにじる魔の手に次々と仲間が襲われ、怒りMAXのマッシュが七魔牙との直接対決に挑む!!

マッシュル-MASHLE-(4)

第二魔牙(セカンド)のアビスに容赦なく鉄槌を下したマッシュ!! 仮面を砕かれ素顔を露わにしたアビスの攻撃はさらに鋭さを増しマッシュに襲いかかり!? 一方、2本線の魔法使いと対峙するドットとフィン。防戦一方で窮地に追い込まれたドットに、ある変化が!! 最後の押し戸か引き戸の先に待つ七魔牙(マギア・ルプス)の首領アベル。排他主義の冷徹な敵に対し、マッシュの全筋肉が唸りをあげる!!

マッシュル-MASHLE-(5)

七魔牙(マギア・ルプス)を撃退し打ち上げモード全開のマッシュたちの元へ謎多き犯罪組織、「無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)」の脅威が迫り来る!! 闇の魔法使いとの格の違いを目の当たりにして圧倒されるアベルと、躊躇なく鉄拳制裁を下すマッシュ!! 一方、肉体で魔法の如きミラクルを起こしてきたマッシュの噂が遂に校内に広まり、魔法裁判が開かれることに……!?

マッシュル-MASHLE-(6)

友達と一緒に久しぶりの里帰りを満喫するマッシュ。その矢先、彼の選抜試験出場を阻止するために差し向けられた刺客が神覚者・レインと激突!! ついに神覚者の底知れぬ力が明らかに…!? まさかの試験本番前から殺伐とした空気が漂う中、果たしてマッシュは常識を打ち破り突き進むことができるのか――!!

マッシュル-MASHLE- 7巻

怒りの高速パンチで女神像にヒビを入れ、カルパッチョにアッパーをかましたマッシュだったが、ものともせず更にエスカレートする敵の守備攻撃!! 為す術なく絶体絶命と思われる中、マッシュが取り出したのは、拳ではなく魔法の杖…!? 一方、刺激を求め加速していくマカロンの狂想曲!! 規格外のスピード勝負で、音壁を突破せよ――!!

マッシュル-MASHLE- 8巻

マッシュを連れ去ろうと現れた無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)!! 立ち向かうウォールバーグに加勢すべく配下の敵を倒しに向かうマッシュたちだが、もろに魔法を喰らったドットとランスが赤ちゃんに…!? 一方、ウォールバーグが対峙するは、かつての恩師・アダム。持たざる者の未来のため、恩師VS弟子、勃発!! デカい敵を猛打して魔法学校のピンチを救え――!!

マッシュル-MASHLE- 9巻

無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の襲撃を退けたマッシュの前に立ちはだかる次なる敵――それは壊滅的に苦手な学期末の筆記テスト!! 友達の助けを借り、赤点一つで即退学の危機に挑むが…!? さらに神覚者最終試験前に行われる口頭試問では、マッシュを認めない“あの男”による思わぬ妨害が入る!! 新たな刺客も蠢き始め、神覚者を目指す争いが激化する中、三つのエリート魔法学校が激突する最終試験がついに開幕!!

マッシュル-MASHLE- 10巻

マッシュの運命を決める、神覚者最終試験が遂にスタート! イーストン魔法学校とヴァルキス魔学校の精鋭たちが、様々な呪いが仕掛けられた屋敷へと足を踏み入れる。迷路化した屋敷内で敵も仲間も散り散りとなる中、レヴィの罠によりマッシュにアクシデントが発生!! 圧倒的魔力で迫るレヴィらヴァルキス魔学校に対しランスが、ドットが――決死の覚悟を見せつける!

マッシュル-MASHLE- 11巻

ついに無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の息子・ドミナと対峙したマッシュ!! 神覚者の座を懸け、水魔法と筋力が激しくぶつかり合う!! 父に対する歪んだ承認欲求から、マッシュが最も大事にする友情や家族の絆を激しく憎み、滅ぼさんとするドミナ。その“怒り”が頂点に達した時、究極の魔法が顕現する!! 神にも等しい力を前にして、マッシュはついに…!? 世界の命運を懸けた神覚者最終試験は、驚愕の展開へ!!

マッシュル-MASHLE- 12巻

神覚者最終試験のさなかに突如現れた、無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)と5兄弟の長男ドゥウム!! 圧倒的な力のドゥウムと対峙するマッシュだったが、突如その身を謎の異変が襲い…!? “始まりの杖”が奪われ神覚者最終試験は一時中断、無邪気な淵源による世界の終焉が刻々と迫り来る!! マッシュやランス、ドットらは最終決戦を前に新たな力を得るべく、それぞれの方法で厳しい鍛錬に挑む!!

マッシュル-MASHLE- 13巻

運命の日食を前に、突如始まった異種族たちの侵攻。街が大混乱に陥る中、レナトスら神覚者が反撃を開始する!! 無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の息子兄弟4人と激突する神覚者たちだが…!? 圧倒的な力と悪意を誇示する無邪気な淵源は、恐れ慄く人々にマッシュの身柄を差し出すよう迫るが、当のマッシュは命のぜんまいが未だ巻き終わらない!! 暗闇に覆われた世界を照らす、希望の光は果たして――!?

マッシュル-MASHLE- 14巻

無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の四男・デリザスタの前に絶体絶命のレイン。フィンは兄に加勢しようとするが、レインは頑なに拒否する。神覚者と凡人――不釣り合いな兄弟の、真の絆が試される!! 一方のランスとドットは、対峙する三男・エピデムをそっちのけで、まさかの仲間割れを始めてしまい…!? マッシュにはケルベロスと凶悪な囚人の魔の手が迫り、レモンの一途な乙女心に世界の命運が託される!!

マッシュル-MASHLE- 15巻

立ちはだかる無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の長男・ドゥウムに対し、オーター、レインら神覚者たちが集結して立ち向かう!! だが、力を制御してなお圧倒的強さを誇るドゥウムの前に決死の攻勢も届かず、無慈悲に蹂躙されていく…!! そんな絶望が支配する戦場に、ついに“あの男”が降臨!! 人類最高傑作の輝きが、闇をかき消す光となるか!? そして、マッシュの命のぜんまいがついに――!?

マッシュル-MASHLE- 16巻

立ちはだかる最後の壁・長男ドゥウムに対し、厳しい修行の成果を見せつけるマッシュ!! 身体の機能を知り、コントロールする術を習得したマッシュの強さは、もはや筋肉の次元を超えていた!! 対するドゥウムも、その強さに呼応し真の力を解放!! 無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の力が最大となる“日食”が迫る中、究極と究極がぶつかり合うガチンコ決戦の行方は!?

マッシュル-MASHLE- 17巻

マッシュを追う無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の前に立ちはだかる、溶岩へと消えたはずのかつての“息子”、ドミナ!! 友情に報いるため、ドミナは恐るべき“父”に挑む!! 一方、心臓を失ったマッシュをメリアドールの元へ送り届けるべく、決死の覚悟で走り続ける仲間たち。満身創痍の中、迫る敵の脅威から逃げ切れるのか…!? そして、生死の境でマッシュが出会う“ある存在”とは!?

マッシュル-MASHLE- 18巻

人間という存在を超越し、神となった“無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)”!! 禍々しくも神々しい威容に人々はひれ伏すのみ――。その圧倒的な力に対抗すべくマッシュが放つのは、異次元の筋肉で極限まで力を溜めた渾身の“デコピン”!! それでも闇の力と時間魔法に追い詰められるマッシュだが、何度倒れても立ち上がる姿は、人々の心にいつしか…!? 強き筋肉と優しい心が奇跡を起こす、堂々の最終巻!!

マッシュル-MASHLE-

ギャグでありながら少年漫画的なストーリーもしっかり

マッシュル-MASHLE- 甲本一
六文銭
六文銭

魔法が使えることがベースになっている世界で、主人公・マッシュは魔力0。 魔力の強さが権力の象徴であるため、魔法の使えないマッシュは「間引き」の対象として魔法警察に追われる・・・と思いきや、魔法の代わりにひたすら鍛えた筋力によって難なく撃退。 ただ、今後マッシュだけでなく家族も狙われることをネタに、魔法学校に行き成績優秀者の称号「神覚者」になれば黙認するという取引をもちかけられてしまう。 血はつながっていないが唯一の育ての親である「じいちゃん」との平和な暮らしのため、魔法学校に通うことになる・・・という流れ。魔力0なのに。 魔法と言いながら、あらゆることを脳筋ワンパンで解決する潔さにどハマリしました。 派手なアクションとテンポの良さ、腕力によってホウキとかの道具までも服従させてしまう意味不明な程よいヌケ感がクセになります。 また、少年漫画的な王道展開もしっかりあって、ライバルあり、学園内の抗争ありの、ギャグだけではない面白さもしっかりあります。 『ワンパンマン』とか好きだったら、たぶん好きな部類の作品だと思うので、おすすめです。