この本を盗む者は

この本を盗む者は

書物あふれる“本の町”読長町に住み、巨大な書庫「御倉館」の設立者を曾祖父に持つ高校生の深冬。ある日、管理人である父が不在の際に御倉館から蔵書が盗まれ、深冬は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”――それは、防犯のために施された魔術的な言葉だった。そして町は、物語の世界へと姿を変えていき…!? 呪われた町を救うため、少女たちの冒険が始まる――!!
空と風乗り

空と風乗り

“風乗り”の住む町――そこは風を操り、風に乗って生活する人々が住む処。町の人たちみんなが空を飛べる中、フウだけは未だ空を飛べない…。高所恐怖症なのだ。同級生からおちこぼれ扱いを受けるフウ。しかし、町一番の風乗りカイトはなぜかフウの味方。実はカイトにも進路の悩みがあり、フウの姿勢に惹かれているのだった――。
氷点下の彫刻師

氷点下の彫刻師

かつて偉大な彫刻師がいた。その彫刻師の創る彫像はとても魅惑的で、まるで本当に命を持ったように動き出したという――そんな昔話を頼りに、ジェドは幻の彫刻師フロストの住み処に辿り着く。そこにはフィオナ・フロストと名乗る少女が。ジェドは半年前に亡くなった妹の彫刻を創って欲しいと依頼する。一度は断られるが、フィオナをジェドの故郷の海へ連れて行くことを条件に依頼を引き受けてくれることに…。
ドリームメーカー

ドリームメーカー

技術の発達により人は理想の夢を見られる術を得た。それを提供するのが“ドリームメーカー”十六夜の仕事。ある時、大富豪より視力を失った娘・砂のための依頼を受ける。人の理想を色濃く反映させた夢を提供・管理するドリームメーカー。その仕事ぶりに夢の中で砂は現実とはかけ離れた素敵な笑顔を見せてくれる。しかし、夢の中に謎の人物が…?
星のファンタジア【コミック版】

星のファンタジア【コミック版】

お姉ちゃんの遺したピアノには大きな、でも小さな秘密がある--行人には姉がいた。豊かなピアノの才能の持ち主だったが早くに亡くなってしまう。それにより行人は母親から姉のグランドピアノで練習してピアニストを目指すよう告げられる。ピアノを好きな行人だったが、その一言により演奏の仕方が分からなくなることに…。そんな時、ピアノから音楽好きの妖精が現れる。「そんな顔してちゃ陽気なワルツは弾けないわ」――その日から行人と妖精のピアノレッスンが始まる――。他、「空と風乗り」「氷点下の彫刻師」「ドリームメーカー」「きまぐれキャット」を収録。
音楽室のアリサ

音楽室のアリサ

「昔は第一音楽室があったんだよ。でも窓から転落死しちゃった子がいて――」初めての転校で冴えない自分を変えたかった小津だが、いまだクラスに馴染めないでいる。相談できる人はいないけど、誰かに聞いてほしい…。そんなことを思って一人寂しく空き教室に入るとそこには…幽霊がいた!? その幽霊は学校の七不思議の一つ、“第一音楽室のアリサ”――!?
ごはんのじかん

ごはんのじかん

「タロ、今夜は何食べたい?」タヌキのもののけ姉弟は人間界の町へ下り、少し変わった方法でごはんを手に入れる。今回のごちそうの在り処は足を痛めたおばあさんの住む家。人のあったかい部分に触れてごはんを手に入れる方法とは一体…?大切な人と一緒にごはんを食べたくなる、心温まるお伽話。
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七色のむこう

七色のむこう

「あの家から少しでも 少しでも遠くへ――…」姉が死んでから両親のケンカが増え、ついに家を飛び出した稜介。「行き先はどこでもいい…」バスを乗り継ぎ、稜介は家から少しでも離れるため山の中を無我夢中で走る。勢いが過ぎて転んだ拍子に辿り着いたのは、地図に載っていない町“虹ヶ原”――。その場所はなんと、死んだ姉がいつも話していた場所。「虹のもと、みんなが幸せに暮らしている場所」と嬉しそうに話していた処。しかし、虹ヶ原は“ひずみ”による脅威にさらされていた。いったいどうなる?ごく普通の少年・稜介に何ができる…!?
夏のゆきどけ【コミック版】

夏のゆきどけ【コミック版】

「これは…夢か?」夏休みも終わる八月の朝、目覚めると外は銀世界だった。祟りだと町中が大騒ぎ。自分が山の祠を壊してしまったことを思い出す陽。その彼の前に雪女が現れた! 「…寝床を壊された代わりに一緒にあそびましょう?」雪を止ませるには雪女“セツ” を眠らせる必要があるのだが…? 夏休みに雪女と遊ぶ不思議なひと時。その果てに待っているのは切ないゆきどけ…。他、「音楽室のアリサ」「ごはんのじかん」「七色のむこう」を収録!
イナリヘンゲ

イナリヘンゲ

「行くな、それは幻だ。行けば捕まるぞ」平和なヤマノ村に住む中学生・咲生の前に現れたのは、人の姿をした白狐の永助! 彼から妙なモノが憑いていると言われ、捕まえるために仕方なくオトリとなることにする咲生。「困ったときは白狐にお願いしてごらん。きっとたすけてくれるよ」という祖母の言い伝えを思い出すが、つい強がってしまい…。ヤンチャで口の悪い人妖の白狐×素直になれない女子中学生が繰り広げるヤマノ稲荷物語、開幕!
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