あらすじ

高校に進学した宇治原うららは校舎をよじ登っていたギャオと出会う。「登るとサイコーになる」というギャオの言葉に興味を持ったうららはボルダリングをやってみることになり…。ゆるふわ女子高生たちの本格派ボルダリングストーリー♪
フリクションガール 1巻

高校に進学した宇治原うららは校舎をよじ登っていたギャオと出会う。「登るとサイコーになる」というギャオの言葉に興味を持ったうららはボルダリングをやってみることになり…。ゆるふわ女子高生たちの本格派ボルダリングストーリー♪

フリクションガール 2巻

ボルダリング初心者で運動音痴の“うらら”。毎日どこでも登りたいクライミングJK“ギャオ”。うららの友達で痩せたい&イイネが欲しい“たまみ”。元ワンダーフォーゲル部の先輩“むゆ”。実力も目的もバラバラな4人の女子高生が、みんなでワイワイ登ったり、お出かけして買い物したり、部活を作ったり、女子高生の日常は毎日にぎやか♪ 読んだら思わず登りたくなる、ゆるふわだけど本格的なボルダリングストーリー!!

フリクションガール 3巻

ボルダリング同好会最初のビッグイベント「外岩への遠征」に向けて皆でお買い物やお泊りしたり、外岩では水遊びやアウトドアクッキングを堪能したり! そんな中、うららは外岩1級オンサイトを決めたギャオを見て自分も強くなりたいと思い…。

フリクションガール

女性クライマーに「惚れる」視点

フリクションガール noga
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

1巻では少し奇妙なクライマーの生態と、挫折した女子の新たな一歩を描いた本作。2巻ではより本格的にボルダリングを描き始めますが、女子の楽しげなやり取りの中に、クライマーのカッコ良さがふんだんに描かれています。 これを読んで、クライマーに惚れない人はいないでしょう! 分かりやすいのは、鍛えられたボディ。全体的に大きなギャオ&細マッチョなむゆ先輩の彫刻の様な身体は、初心者のうーちゃん&たまちゃんと並ぶとより際立つ。そしてその身体がウォールで躍動する迫力!私の中の乙女心がトゥンク…します。 または精神性。ギャオの望みは「どんな壁でも登れるようにありたい」というもの。その高い志は、ただ自分を高める事に向けられます。強さと、誰かを追い落とさない優しさの同居。その在り方に憧れてしまいます。 そんな強く優しいギャオに、主人公・うーちゃんはかなり惚れて?しまっている様子。同じ道具使いたいだなんて……。そして、ギャオの言った「サイコーになる」を知りたくて、うーちゃんは今後も登り続ける様子です。 ギャオとボルダリングに救われたうーちゃんが、どんなクライマーになるのか……じっくり進む本作、少なくともあと10巻は読みたい!

フリクションガール

マネ厳禁!学校の壁を登る女子に出会った!

フリクションガール noga
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

一人暗く過ごしていた新高校一年生・うーちゃんは、妙な光景に出会う。え…… 誰かが非常階段を、 「外から」よじ登ってる! (注:絶対マネしないでね!) 何やってるの!と思わず声をかけたうーちゃん、登っていた女子・ギャオに誘われ、あれよあれよとボルダリングに挑戦することに。 今までピアノに打ち込んできたうーちゃん。受験に失敗し、失意の中で「指が駄目になる」覚悟で挑んだボルダリング。ギャオの喜ぶ顔を見て、もっとやってみたくなる。……「サイコーになる」って、どんなだろう? ★★★★★ この作品、ボルダリングの「魅力」の取り上げ方が、独特だ。 まず、ギャオが登る場所。学校の非常階段を外から攻略、岩を見ればマリア様の上もお構いなし、そして荘厳なステンドグラス窓も、彼女には攻略対象でしかない。 全ての壁が……自然であれ人工であれ……攻略対象なのだろうが、ギャオの場合、かなり無謀で、挑戦的だ。日常の風景の中に、まるで未踏の地を進む冒険家のようなときめきを見出している。 我々は、真似してはいけない。鍛え抜かれたギャオの挑戦の日々を、この作品で眩しく見つめるだけにしよう。 それから、途中から参加のマミちゃんの、ダイエットやインスタ映えという視点も、ああ確かに大事だよね、と思わされる。(ダイエットきっかけでボルダリングする漫画として『ぽちゃクライム!』もご覧下さい!) ★★★★★ 取り敢えず、ギャオとマミちゃんと遊ぶのが楽しい、から始まる、うーちゃんのボルダリング。 ここでカバーを見返してほしい。 物語最初の暗い表情とも、最後の柔らかな笑顔とも違う表情。いつの日かこれを見るのが、きっとこの作品の到達点なのだろう。うーちゃん変われるか!? あと、部活とかって……?