あらすじ「愛理を壊したのは俺じゃないよ」愛理の父親が急死した。葬式に参加するため愛理と共に実家へ向かう優斗だったが、彼女に対する母親の言動に違和感を感じ始める。一方愛理は、暗い思い出ばかりの実家に耐えきれず、葬式も抜け出すのだった。今井の監禁で心を壊してしまったと思い続けていた優斗は、自分とはまったく異なる「家族」の形に困惑すると同時に、虐待されていた過去を語り始める愛理と向き合えるように…?
結構なえぐさ。 共依存というか、あたおかな案件と言っていいくらい狂っている感じ。 怖いものみたさで読むと、心削られるので読むのに注意です。 ストーカーに誘拐されたモデル。 ストーカーの住むゴミ屋敷の中で暴力を受けながら、徐々に心も支配されていく展開。 というのも、ストーカーも、自身と同じように毒親からの影響を受けていた過去を知り、共感しはじめてしまう。 当初はストーカーに対して暴力による恐怖がメインだったが、やがて同情にかわり恋愛へ発展する。 この流れが、字面だと異常だと思うかもしれないが、読んでいて違和感を感じさせないからすごい。 ただ、少し経つと いやいや、やっぱおかしいだろ と思えるので、まだ自分は正常なんだと再認識できる。 そして物語がすすむと、このストーカーに対し反逆するのですが、この3巻あたりからの展開も、まぁエグいので気になった方はぜひ読みすすめてほしいです。 正直、胸糞しか残らないので、その点はご注意ください。