人気女性雑誌でモデルとして活躍する平川愛理(ひらかわあいり)は、自宅前でいきなり気絶させられ、あたり一面ゴミに囲まれた部屋に拉致されてしまう。愛理は、自分のストーカーであり誘拐の犯人と思われる男・今井宏和(いまいひろかず)から突然プロポーズされ困惑するが、訳もわからないまま性的暴力を受けることに。そんな生活が続くなか、愛理は今井が自分と同じようなトラウマを抱えていたことを知る。彼は実の母親から性的虐待を受け、殺してしまった過去があり、愛理もまた父親から性的虐待を受けていたのだ。愛理は彼の境遇に共感しながら懐柔し、ついには彼の体の自由を奪う…!?
結構なえぐさ。 共依存というか、あたおかな案件と言っていいくらい狂っている感じ。 怖いものみたさで読むと、心削られるので読むのに注意です。 ストーカーに誘拐されたモデル。 ストーカーの住むゴミ屋敷の中で暴力を受けながら、徐々に心も支配されていく展開。 というのも、ストーカーも、自身と同じように毒親からの影響を受けていた過去を知り、共感しはじめてしまう。 当初はストーカーに対して暴力による恐怖がメインだったが、やがて同情にかわり恋愛へ発展する。 この流れが、字面だと異常だと思うかもしれないが、読んでいて違和感を感じさせないからすごい。 ただ、少し経つと いやいや、やっぱおかしいだろ と思えるので、まだ自分は正常なんだと再認識できる。 そして物語がすすむと、このストーカーに対し反逆するのですが、この3巻あたりからの展開も、まぁエグいので気になった方はぜひ読みすすめてほしいです。 正直、胸糞しか残らないので、その点はご注意ください。