あらすじ
「高校演劇は嫌いなので」 高校に入学したかすみは、偶然見かけた演劇部の舞台に心を奪われる。自分も憧れの舞台に立つべく演劇部に入部したかすみだが、そこにいたのは高校演劇嫌いの顧問、そして舞台に立つことを拒絶する少年で…。
「高校演劇は嫌いなので」 高校に入学したかすみは、偶然見かけた演劇部の舞台に心を奪われる。自分も憧れの舞台に立つべく演劇部に入部したかすみだが、そこにいたのは高校演劇嫌いの顧問、そして舞台に立つことを拒絶する少年で…。
「高校演劇は嫌いなので」 高校に入学したかすみは、偶然見かけた演劇部の舞台に心を奪われる。自分も憧れの舞台に立つべく演劇部に入部したかすみだが、そこにいたのは高校演劇嫌いの顧問、そして舞台に立つことを拒絶する少年で…。
私は単行本派だが、久しぶりに連載を追いたいと思った。その位、先が気になる。 高校の演劇部の群像劇。バレーを辞めた演劇初心者の主人公や、野球に挫折した先輩、演劇に思い入れの強そうな部長の明るさに対し、指導を拒否する担当教員、演出に回る高飛車な1年の暗さがしこりを残したまま、主人公初めての舞台へ。 1巻では色々秘されていて、少しもどかしい感じがする。でも優しい絵柄で描かれる、複数の登場人物の過去の傷が少しずつ見えて来る物語は、例えば『1518! イチゴーイチハチ!』の様な「過去の克服」をテーマにした丁寧な青春群像劇になっていきそうで、巻を重ねるほどに面白くなりそうな期待感が。 特に元演劇部員だったらしい教員の話を、とても聞いてみたい。過去の「部活」に蟠りを残している私が、読みたがっている。 派手さはないが、落ち着いて読める優しくも芯のある青春物語。私はもう今から、最後まで追いかけると決めた。