あらすじ

美聖と冬馬の間に何があったのか、そしてなぜ処分したはずの「運命の女」の脚本を冬馬が持っていたのか。神保がすべてを知るときがやってくる。美聖の真意とは……?そして、映画の完成間近に判明する、冬馬の苦悩とは……。
運命じゃない男 1

最愛の妻であり、仕事のパートナーだった女優の美聖を病気で亡くして以来、映画を撮ることができなくなった抜け殻状態の神保。映画プロデューサーの友人・穂積が神保の妻・美聖に瓜二つの人気急情報中の俳優・冬馬を連れてやってくる。「僕はあの人に似てるでしょう」という冬馬に「お前なんか全然美聖に似てない!」と言う神保だったが、美聖にそっくりの声で耳元でささやかれて……。

運命じゃない男 2

最愛の妻・美聖と同じ顔と声の男・冬馬に犯され、その様子を動画に撮られた神保は、動画をネタに脅迫されて映画の監督をやることに。神保がすべて処分したはずの「運命の女」の脚本を持っていた冬馬。彼がなぜ美聖に似ているのか、なぜ運命の女の本を持っているのか……何もわからないまま、神保は再び映画を撮ろうとするのだが……。

運命じゃない男 3

美聖と冬馬の間に何があったのか、そしてなぜ処分したはずの「運命の女」の脚本を冬馬が持っていたのか。神保がすべてを知るときがやってくる。美聖の真意とは……?そして、映画の完成間近に判明する、冬馬の苦悩とは……。

運命じゃない男 4

映画も終盤に差し掛かり、とうとう冬馬の出番が終了しクランクアップになったある日、神保は冬馬を誘って、美聖との思い出の場所へ向かうことに。初めて明らかになる美聖に対する冬馬の本心。そして神保との関係はいったいどうなるのか……?

運命じゃない男 5

冬馬の本心を知った神保は、自身の映画の最後にある仕掛けをほどこすことにする。試写会当日、初めてその仕掛けを知った冬馬……試写会終了後、マスコミの前で神保はある告白をするのだが……。