あらすじ異世界から戻ってきた元・勇者、森下大樹はピンチを察し阿倍野輝夜のもとへ駆けつける。そこには満身創痍の輝夜とレーラ、そして眠りから覚めた最強の祟り神・九尾の姿が…! 大樹は九尾から猛烈な連打を食らい絶望する…。―――九尾のその弱さに…九尾との圧倒的な力の差を感じた大樹は九尾を完膚なきまでにブチのめそうとするが―――!? 最強の神をも圧倒し、現代の全ての脅威に対して無双する大人気ローファンタジー、第3巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
行くだけじゃなく、ちゃんと帰ってきたんだ。なかなか波乱万丈な人生だなぁ。 と思って読み始めました。 現代という言葉を鵜呑みして読んだら、主人公と同じように、ヒロインたちがただの痛い子にしか見えなくなってしまう。 おもしろい仕掛けです。 たぶん普通の人なら、その痛い行為には気づかないか消されているのでしょう。 でも、主人公は異世界で勇者として魔王を倒して帰ってきたくらい強いので、気づいてしまいました。 知らなければ幸せなこともあったのかもしれませんが、勇者なので気づいちゃうんでしょうね。 そして、学園異能バトルのような突拍子もない会話も、そんなのどうでもよくなるくらい人としてチートな能力をもって帰って来てしまった主人公も、まるごとおもしろいです。 齟齬から生まれるコメディ展開、実際のバトル展開、読み止まりません。