あらすじ異世界から戻ってきた元・勇者、森下大樹の前に突如現れたレーラ直属のヴァチカン聖騎士、ガーディアンズ。輝夜を襲う彼女達の目的とは…!? そしてヴァチカンで頭角を現す聖騎士リンフォードはレーラに目を付け、大樹達が住む街を焦土にするため動き始める…。同じ“異世界帰り”で全てを反射するチートスキルを持つリンフォードに対し大樹は―――!? 同じ“異世界帰り”の脅威に対しても勇者が圧倒的パワーで無双する大人気ローファンタジー、第5巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
行くだけじゃなく、ちゃんと帰ってきたんだ。なかなか波乱万丈な人生だなぁ。 と思って読み始めました。 現代という言葉を鵜呑みして読んだら、主人公と同じように、ヒロインたちがただの痛い子にしか見えなくなってしまう。 おもしろい仕掛けです。 たぶん普通の人なら、その痛い行為には気づかないか消されているのでしょう。 でも、主人公は異世界で勇者として魔王を倒して帰ってきたくらい強いので、気づいてしまいました。 知らなければ幸せなこともあったのかもしれませんが、勇者なので気づいちゃうんでしょうね。 そして、学園異能バトルのような突拍子もない会話も、そんなのどうでもよくなるくらい人としてチートな能力をもって帰って来てしまった主人公も、まるごとおもしろいです。 齟齬から生まれるコメディ展開、実際のバトル展開、読み止まりません。