あらすじ井出智香恵先生が贈る、極上の平安絵巻! あの源氏物語が、美麗な絵で蘇る。始まりは、「桐壺」の章。帝の寵愛を受けた桐壺は、しかし、周囲の嫉妬と様々な嫌がらせの中、病に倒れる。その忘れ形見が絶世の美少年――光源氏!
まず、絵がとても綺麗です。細かく描かれた草花やあでやかな着物の柄に、絵巻物のような風情を感じられます。また原作に忠実にストーリーが描かれており、それでいて分かりやすい内容になっています。 漫画版を読んで、「源氏物語」がいまから千年以上も前に書かれたということに、改めて衝撃を受けました。光源氏が愛した女性は父親の恋人…現代の脚本家も真っ青の恋物語です。日本人として、ぜひ読んで紫式部の才能を味わってみてほしいです。