あらすじ

七彩の思い出の場所で過ごす二人のもとに現れた七彩の夫。彼は七彩と利也を責めるでもなく、ただ虚ろな眼差しを向け、七彩を連れ去ってしまう。一人残された利也は、再び七彩に会うために行動を起こすが――!?エロスと背徳を孕んだ純愛ストーリー!!誰も見たことがない壮絶なラストに驚愕!!
ものかげのイリス 1巻
どうしてあのひとは、あの場所にいたのか?どうして僕は、その光景をジッと見ていたのか?──僕の下で、淫らに揺れているこの女の人は…?禁断の先、触れてはならない愛とエロスの物語。
試し読み
ものかげのイリス 2巻
恋人の真希に裏切られ、母の痴態を目の当たりにして絶望し、七彩と旅に出た利也。すべてを裏切られた絶望の中で、利也は生きる意味を見失う。そんな利也をやさしく抱く七彩がなまめかしい。旅の途中、次第に明かされる七彩の過去。そして傷心の旅の行き着く先は…。熟女マエストロ・艶々が描く、感動と官能のストーリー第2巻。
ものかげのイリス 3巻
七彩の思い出の場所で過ごす二人のもとに現れた七彩の夫。彼は七彩と利也を責めるでもなく、ただ虚ろな眼差しを向け、七彩を連れ去ってしまう。一人残された利也は、再び七彩に会うために行動を起こすが――!?エロスと背徳を孕んだ純愛ストーリー!!誰も見たことがない壮絶なラストに驚愕!!
かきすて!

かきすて!

江戸時代……旅はまだ不便で不自由で危険…… そして現代以上にハレの舞台でした。巡り合わせで江戸まで同道することになったナツ、ハル、ユキ。東海道の宿場宿場で巻き起こる、刺激的かつお色気たっぷりな ハプニングの連続に三人は――――――
ぼくとわたしとママの夏

ぼくとわたしとママの夏

彼氏の「ぼく」と、彼女の「わたし」と、彼女の「ママ」。夏の昼下がりのアンニュイな1日…。汗に濡れたおっぱいの「匂い」を嗅いだことから、「ぼく」と「ママ」の禁断の関係が始まる。「ぼく」には彼女の「わたし」がいて…。母×少年×少女、卑猥で淫靡な三角関係!!
後部座席のクロノセンパイ

後部座席のクロノセンパイ

高校生のタカは学校帰りにいつも行く喫茶店がある。そのオーナーは憧れのOG・黒乃先輩。免許をとったら先輩の車を運転させてもらうと約束していたタカは免許取得、喫茶店営業後2人だけのドライブをすることに…「官能」と「フェチズム」の名手がお届けする叙情浪漫漫画!
黄昏のエトス【電子単行本】

黄昏のエトス【電子単行本】

若き美人教師、祐生 真。隠れスケベでエロボディの持ち主である彼女だが、そんなせっかくの武器も使うことも出来ず悶々として過ごしていた…。しかし、生徒や同僚の起こす淫靡な出来事に翻弄されていくうちに彼女自身の理性も崩壊していき!? 『落日のパトス』公式スピンオフ! 仲井間真の禁断の過去が今、そのベールを脱ぐ!?
しおりの日記

しおりの日記

ごくごく平凡な主婦・詩織は、夫の日記らしきものを読んだことで、夫の浮気を知ってしまう。その腹癒せに、同級生の元カレとセックスをしてしまうが、それが元で、眠っていたセックスへの悦び、快感に目覚めてしまった。しかし…。叙情派官能漫画家・艶々が描く、リアル不倫ストーリー。灯ってしまったセックスの火は、消そうにも消えない…。
はだかのくすりゆび

はだかのくすりゆび

娘の恋人と恋に落ちてしまう人妻の恋愛を描く、妖しくも切ない背徳的ラブストーリー。仲人好きの上司への義理で、娘・摩耶(まや)のお見合いに付き添うことになった戸田翠(とだ・みどり)。見合い相手である松下志人(まつした・ゆきと)から、優しい目をしていると言われた翠は、松下のことを意識するようになって……!?
三日月がわらってる

三日月がわらってる

A県佐和島(さわじま)。人口三百人ほどのこの小さな島に一人の教師が赴任してくる。月野サキ。そして、島には漁師の仕事が忙しく不登校気味の少年がいた。ユキオ。二人はありふれた師弟関係になるはずだった。あの衝撃の出逢いがなければ。やがて、次第にひかれあっていく女教師と生徒は…。恋する島の禁断欲情ラブストーリー!!
あの夜のささやきが。

あの夜のささやきが。

官能劇画というよりも、叙情派漫画家としての地位を確立した艶々の新作『あの夜のささやきが。』は、大ヒットし、映画化もされた『はだかのくすりゆび』の後日譚とも言える作品。妻であり、母である主人公・翠が、性に目醒め、家庭を崩壊させたのちのストーリーで、翠は、とある島に移り住み、激しい禁欲の生活をしていた。しかし…。
試し読み
落日のパトス

落日のパトス

東京。繁華街から離れた閑静な住宅街で連載漫画家を目指す青年・藤原秋。ある日、隣の部屋に新たな住人が引っ越してきた。その隣人は藤原の高校の恩師・仲井間真。偶然の再会に喜ぶ二人。しかしその晩。藤原は耳にする。隣の部屋から漏れる、仲井間の嬌声。自らの欲望を抑えられず、藤原は隣室を覗き込む。そこにはかつての恩師のあられもない姿が…!? 隣人愛欲物語。淫靡の世界の幕がいま、開く。
ものかげのイリス
それは恋というものなの
ものかげのイリス 艶々
野愛
野愛
狂おしいほどの、身を焦がすほどの恋に出会うこと。それは幸せなことなのでしょうか。 何もない日々を過ごす真面目な高校生・利也が謎の美女・七彩と出会い、性に目覚め恋に落ちる物語。 七彩との出会いによって、年下の恋人や母親と過ごす利也の日常は変化していきます。 知り得なかった彼女たちの女の顔を知り、穏やかな居場所を失くし、日常を失くし、七彩以外見えなくなっていく利也。 恋を知らなかった頃と知ってしまった後の利也の顔つきの変化が素晴らしく、艶々先生の表現力に改めて感嘆させられました。 艶々先生の描く生命力に満ち溢れていながらも、儚くて美しい女性が好きなのですが、この作品は少年から大人へと変化していく利也の表情が何より印象的でした。 狂おしいほどの、身を焦がすほどの恋。 溺れている間は幸せなのでしょう。 しかし、ひとつの恋を終えて焦がれた身体と甘い記憶だけを抱えて生きるのはあまりにも辛く苦しいことのように思えます。 それでも、ラストシーンの利也は穏やかな笑みを浮かべているように見えました。 物語を見届けて、艶々先生の言葉を読んで、ひとつの恋を終えたあとの甘い痛みのようなものが、胸を締めつけて離れないのです。