あらすじ

フェリアたちの活躍により、ビタス病が終息に向かい、他の妃たちは退城した。残りの妃はフェリアのみになったので、王妃教育も公然と行われるようになった。そこへ、公爵家へ身を預けていたマクロンの弟、エミリオが王城へ戻ってきて、フェリアの下へあいさつに訪れる……最初こそ明るく話かけてきた王弟エミリオだったが、その心中は穏やかではなくある想いが渦巻いていた。果たして、エミリオの思惑とは一体――?
31番目のお妃様 1

召し上げられたは、『貧乏くじ』のお妃様!?辺境の中の辺境にある領の領主の妹フェリア。ある日突然、フェリアに「国王のお妃様に選ばれた」という話が舞い込んだ。しかし、お妃様といっても3ヶ月に1度ある31日にしか王のお越しがない、誰もなりたがらない『貧乏くじ』のお妃様!後宮入りしたフェリアは、「まあ、どうでもいいわ」と邸の庭に畑を耕し始め…!?マクロン王との恋の行方は!?思惑はびこる後宮で、規格外のお妃様が大奮闘する成り上がり邁進劇!!

31番目のお妃様 2

三ヶ月に一度の31日にしか会えない中、少しずつ距離を深めていく『貧乏くじ』な31番目のお妃様フェリアと王のマクロン。そんな中、マクロン主催のお茶会が開催される。フェリアは他の妃たちからどんな洗礼を受けるのか?もちろんやられっぱなしではいられない!?初対面で恋に落ちた二人に「31番目」という障壁が立ちふさがる!超規格外なお妃様の爽快下剋上ロマンス!第2巻☆

31番目のお妃様 3

王マクロンとの想いが通じ、妃選び第一段階を終えた『貧乏くじ』の31番目の妃フェリア。マクロンからの寵愛も猛加速な中、因縁の女官長から気弱な侍女が派遣される。ただの侍女ではないことは明白なので、本来の事実を隠しつつ生活を続けるフェリアだったが、ある日、自国の筆頭妃である公爵令嬢サブリナからお茶会に招かれる。このお茶会、何かが起こる――!?規格外妃の痛快&軽快な成り上がり邁進劇!!

31番目のお妃様 4

王マクロンとの想いも通じ、妃になる覚悟をした「貧乏くじ」な妃フェリア。11番目の妃サブリナの毒のお茶会も無事に終わり、サブリナもフェリアにひざを折った。マクロンは31番邸への抜け道を見つけ、その道を使って二人はひと時の逢瀬を楽しんでいた。そんな時、フェリアの次兄ガロンが王都の診療所で出くわしたのは重大な疫病――!?国の大きな危機にフェリアは意気揚々と立ち上がり……?「貧乏くじ」な妃の快進撃はまだ続く!

31番目のお妃様 5

フェリアたちの活躍により、ビタス病が終息に向かい、他の妃たちは退城した。残りの妃はフェリアのみになったので、王妃教育も公然と行われるようになった。そこへ、公爵家へ身を預けていたマクロンの弟、エミリオが王城へ戻ってきて、フェリアの下へあいさつに訪れる……最初こそ明るく話かけてきた王弟エミリオだったが、その心中は穏やかではなくある想いが渦巻いていた。果たして、エミリオの思惑とは一体――?

31番目のお妃様 6

マクロンとのひと時の城下町デートを楽しんだフェリア。薬草畑を耕す穏やかな日々を送っていたが、周辺諸国の中でも「医術国」と言われるアルファルド王国の姫、アリーシャが訪問してくると知らせが入る。表向きはビタス病のことでの訪問だが、真の思惑があるのではと、長老ペレは疑念を抱いているが、実際にあったアリーシャは無邪気に自分になつき、可愛い印象を抱いたフェリア。一方、侍女としてフェリアについているイザベラの顔色は優れず……?