あらすじ冬のかじかむ寒さでも、ひとたびのれんをくぐったら、安らぎの酒肴がお出迎え。鯛の煮つけ、チキン南蛮、だし茶漬け。熱燗が進む、酒盗や穴子の白焼きもあるよ。無口で優しい大将の「…あいよ」で調理開始。手間ひま込めた一品に舌鼓を打つこと間違いなし。ちょっとワケわり呑兵衛のよもやま話をつまみにして、今宵も盃酌み交わす。「あ~呑むっていいな」の第6巻!
ワカコ酒を読んでいるひとはもちろん、読んでいないひとも楽しめる作品。そして、酒呑みはもちろん呑まないひともきっと楽しめると思います。 大衆酒場の料理人ワカオが丁寧に作った料理が、酒呑みたちの舌と心を満たしていきます。 感動的なエピソードや超高級食材が出てくる訳ではないし、登場するメニューは冷やしトマトや竜田揚げなど大衆酒場ならではのざっかけない料理が多いです。だからこそ、身近に感じられるしワカオのあたたかさが伝わるんです。 こんな店見つけたら誰かに教えたくなっちゃう、でも秘密にしておきたくもなっちゃう。 そしてこんな素敵なお店、ワカコさんがほっとくはずないんだよな。 正統派で綺麗な猫原ねんず先生の絵柄に、みんなおなじみのワカコさんがプシューっと登場するのがなんとも面白いです。 鮭で日本酒を楽しむ青年のエピソードはワカコ酒好きならニヤっとしちゃう。