あらすじ
とある高校の新学期。2年3組になった生徒たち。自分と違うタイプの人間に憧れたり、好きな子に気持ちをうまく伝えられなかったり…。それぞれが抱える想い、悩み、葛藤。珠玉の青春群像オムニバス。
とある高校の新学期。2年3組になった生徒たち。自分と違うタイプの人間に憧れたり、好きな子に気持ちをうまく伝えられなかったり…。それぞれが抱える想い、悩み、葛藤。珠玉の青春群像オムニバス。
とある高校の新学期。2年3組になった生徒たち。自分と違うタイプの人間に憧れたり、好きな子に気持ちをうまく伝えられなかったり…。それぞれが抱える想い、悩み、葛藤。珠玉の青春群像オムニバス。
2巻で完結しているので、騙されたと思ってとにかく読んでみてください…とまずは言いたい。 これは恋愛のときめきを描いた青春というよりも、「自分らしさ」を見失わないように懸命に一瞬一瞬を謳歌する高校生たちの群像劇です。「自分らしさ」と一言でいうとなんだか薄っぺらい気がしてしまうのですが…。 例えば、あのときもっと信頼できる人が身近にいたら、もっと本心をさらけ出せていたら、好きなものを好きと言えていたら、人に合わせたり流されたりだけじゃない青春が送れたかもなあとか、そういう「あと一歩踏み出してればもう少し楽しかったかもしれない青春」に身に覚えがある人にとくに読んでほしい。 個人的な思い出でいうと、高校生活で出来た友人ほぼ全員と卒業式を境に一切の連絡を取らなくなり「そんなもんなの?」とちょっと思ったことがあります。当時は何も思わなかったんですが、今思えばどんだけ中身のない高校生活だったんだろうとゾッとすることもあります。なにかが違えば、そんな薄い関係の友達だけじゃなかったかもなーとか思ったりしましたね。 青春を描いたマンガは星の数ほどありますが、これはそのジャンルの中でももっと評価されるべきと思っています。 「捻くれた漫画しか読みたくねぇんだよ」という人にはオススメしませんが、それ以外の人にはオススメします。