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一族だけで小さな独立国をも興せると言われる財閥・安田グループには、一つのしきたりがあった。それは、跡取りとなるものは、一族の者すべてが認める妻を探し、連れ帰らなければいけないというもの。跡取り候補、安田一平はすばらしき女性に出会うため、いつ終わるともしれない旅にでる。出会いと別れを繰り返し、成長を続ける一平の元に、幼くして生き別れた実母の消息が知らされるが……。
巨大財閥・安田グループの跡取り・安田一平の、一生を添い遂げる伴侶を見つける旅は続く。冬の佐渡を訪れた一平は、荒れ狂う荒波に向かって若さゆえに割り切れない想いをぶつけていた。そこで一平は、憔悴しきった女性が岬の端に向かうのを見かけ、思わずかけよる。彼女が佐渡にわたるフェリーで連れ添いの男性に殴られていたのを思い出した一平は、彼女を助けるため、男に詰め寄るが……。
一族全員が認める素晴らしい女性を探す安田一平は札幌・ススキノに辿りつく。偶然、知り合った美人姉妹の姉に、「妹・真理のSEXに対する嫌悪を取り除いて欲しい」と頼まれる一平。乱暴な男によって閉ざされてしまった真理の心を開くため、一平は真理を優しく抱きしめる……。そのクソ度胸と大きな器で男女問わず魅了させる漢・安田一平の旅は終わらない!!
