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みちるは中学2年。家では親に見放され、学校ではいじめをうけている。そんなある日、もう一人の自分が目の前に出現する。違う、アレはあたしじゃない、だってあたしは絶対にあんな情けない顔で泣いたりしない。やがて、みちるが自分に向き合わなければならない日がやって来た……。加藤片が描き出す問題作、電子書籍化を機に改稿して登場!
みちるは中学2年。家では親に見放され、学校ではいじめをうけている。そんなある日、もう一人の自分が目の前に出現する。違う、アレはあたしじゃない、だってあたしは絶対にあんな情けない顔で泣いたりしない。やがて、みちるが自分に向き合わなければならない日がやって来た……。加藤片が描き出す問題作、電子書籍化を機に改稿して登場!
いじめのせいで学校に行けず、親の期待も弟にしか向かない中、鏡から自分の分身が出てきて…という導入から、分身を学校に行かせて自分は遊び呆けるという流れまではそう珍しくない展開。 ただ最後まで読んで、…ん?あれ?いや…え??? とすこし混乱してしまった。 そうしてまた最初から読み返してみるのですが、何を信じてどれを疑えばいいのか分からなくなります。 あーそういうことねとすんなり解読できる人もいるかと思いますが、私は見事に著者の仕掛けにかかってしまった感が否めません。 これはできるだけたくさんの人の感想を聞きたくなる、怪作だと思います。