末期癌の父親を見舞った中村仁(なかむら・ひとし)は、死が目前に迫った父が晴れやかに笑みを浮かべ、「オレはいつどこで死のうが満足だ。やりたいことやってきたからな」と言うのを耳にし、これまでの自分の生き方への考えを改める。妻・紗矢(さや)と別れ、高間キリカとやり直すことを決意するが……。一方、その頃、紗矢は仁との間に新たな命が生まれたことを喜び、その事実を高間郢和(こうま・くにかず)から聞かされたキリカは逆上し、中村家に怒鳴り込む。紗矢とキリカ、2人の女性の間で揺れる仁が選択するのは……!?怒濤のクライマックスを迎える完結巻!!