あらすじ

父の死――突然の別れ、絶望。悲しみの鱒之介に、手を差し伸べたのは、父の盟友・新見清次郎だった、。父の魂を受け継ぐ為、新たな師の元へ!!
寿司魂 1巻

昭和39年――みゆき族が銀座を闊歩し、新幹線が開通。誰もが「恋のバカンス」を口ずさみ、強く、たくましく生きた。そんな時代の柳寿司、そんな時代の鱒之介、江戸前寿司物語。

寿司魂 2巻

銀座の片隅、江戸前寿司に命を懸ける若者がいた──。彼の名は柳葉鱒之介。熱き息吹の中、時は昭和39年から昭和41年へと移り変わる!!

寿司魂 3巻

昭和41年、激動の年。あまりにも突然な悲劇。深い悲しみ、そして無力感。気力をなくした鱒之介は、もう一度ツケ場に立てるのか?

寿司魂 4巻

父の死――突然の別れ、絶望。悲しみの鱒之介に、手を差し伸べたのは、父の盟友・新見清次郎だった、。父の魂を受け継ぐ為、新たな師の元へ!!

寿司魂 5巻

激動の年を経た昭和42年──悲しみと苦悩の時が過ぎ、再起した鱒之介にまさかの運命の出逢いが訪れる…。この年、鱒之介は愛を知る…。

寿司魂 6巻

寿司だけを握ってきた。寿司のために命を賭けてきた。愛を掌に込めて…。そして鱒之介は愛を知る。誰よりも愛しく思える人に巡り合えた喜びの先に──柳場鱒之介、結婚!

寿司魂 7巻

昭和四十三年──。純情男、拓が東京を去る。出会いと別れの時代、鱒之介と君江の間にも…。激動の昭和史とともに歩む、大人気の江戸前寿司物語第七巻!!

寿司魂 8巻

昭和四十四年――。妻・君江、長男・鱚一朗と共に至福の時代――そして、突然やって来た新弟子・直哉。遠い未来にまだ見ぬ三代目に大きな影響を与える男!

寿司魂 9巻

昭和45年──銀座に現れた懐かしき顔、鱒之介の友・拓。活気づく柳寿司。そして、君江にも…。

寿司魂 10巻

昭和四十五年――。昭和の大旋風、文化・技術の発展の時、鱒之介の長男・鱚一郎もすくすく育ち、幸せの絶頂を迎えようとしているが…。

寿司魂 11巻

大阪万博にわいた昭和四十五年。この歓喜と勇躍の年は、三島由紀夫の自刃という衝撃の事件の余韻とともに幕を閉じる。時は流れ昭和四十七年。数多くの出来事が起こるこの年は、日本中が固唾をのんで注目した、昭和の大事件「あさま山荘事件」で幕を開ける。高度成長の波の中起きた様々な事件。激動の時代を必死に生きる鱒之介や周囲の人間の目には、果たしてどう映るか。寿司を通して昭和を見る本作も、新時代へ突入!!

寿司魂 12巻

史上に残る大事件「あさま山荘事件」で幕が開けた、激動の昭和四十七年。二十代後半という、職人としても人間としても脂の乗り始める年齢となった銀座「柳寿司」二代目・柳葉鱒之介。沖縄返還、田中角栄総理の誕生、日中国交正常化等、国内外が大きく変化する中、鱒之介は江戸前寿司職人として、日本人として、矜持を胸に納得のいく寿司を握り続ける。様々な出来事の中で描かれる人間ドラマ、待望の最新刊。

寿司魂 13巻

歴史的な事件や出来事が続いた激動の昭和四十七年、柳葉家も、ある騒動が起こりつつ暮れを迎える。そして時が流れ、世間が“ロッキード事件”に揺れる昭和五十一年。前年に待望の女の子、真子が生まれ、幸せに包まれている柳葉家。だが、悲劇の芽は、鱒之介の気付かぬところで既に現れていた…!!様々な物事が急激に発展してゆく昭和五十年代、生粋の江戸前寿司職人・柳葉鱒之介は、どんな寿司を握るのか?時は昭和五十一年、三代目・柳葉旬が生まれる、三年前の事である!!

寿司魂 14巻

時はいよいよ昭和五十年代に突入し、その握りの技、姿勢に、円熟味を帯びて来た銀座柳寿司二代目・柳葉鱒之介。心臓に病を抱えながらも、そんな夫を支える、妻・君江。既に三人の子宝に恵まれ、心臓への負担を考えれば、もう子供を産むべきではないと父に言われていた君江だが、その事実を鱒之介達には隠していた。そんな中、君江のお腹に新たな生命が…。その子こそ、後に柳寿司三代目となる“特別な子”、旬であった!! 旬はどのようにして産まれたのか? そしてその後に待つ過酷な運命とは? 家族の物語、遂に完結!!