あらすじ

ついに現出した「常世国(とこよのくに)」。その全貌とは?そして人々にもたらすものとは?神たる犬との関連は?そして、残された人々を待つ未来とは……!?あらゆるナゾが一点に集結し、物語はクライマックスへ。この結末を予想できた者は、誰ひとりとしていない――。現世を揺るがす驚愕(きょうがく)の黙示録、堂々の完結!
犬神 1巻

20世紀最大の黒魔術師アレイスター・クロウリーの残した謎の数字“23”。少年が出会った犬は、その謎そのものだった――!!

犬神 2巻

人間とは、この程度の生き物なのか……!?言葉を話す謎の大型犬「23」。孤独な少年・史樹(ふみき)は、その不思議な犬と心を通わせていた。そこに現れたもう一匹の犬――「黒い犬神」は、敵か、味方か!?外薗昌也が描く、衝撃の黙示録!!

犬神 3巻

史樹(ふみき)と謎の大型犬・23が、離ればなれになってしまった……。23を捜しまわる彼の前に、ひとりの少女が現れる。そして「23細胞」の謎を追う、巨大な組織が暗躍する!「犬神」――その力をめぐり、人間の欲望と運命が絡み合い動き出す。外薗昌也の描く黙示録!!

犬神(4)

外薗昌也が描く、超スケール黙示録!!「23細胞」が生み出した怪物(クリーチャー)と、謎の大型犬・23が激突!!激しい死闘のすえ、史樹(ふみき)と23は再会を果たす。そして由梨子(ゆりこ)と桐生(きりゅう)の隠された因縁が明らかに……!

犬神(5)

桐生の野望――「常世国(とこよのくに)」があきらかに!!人間の“悪意”をかいま見た23は、人間とはなんなのか困惑していた。一方、それぞれの野望をかなえるべく行動する桐生(きりゅう)や倉田(くらた)たちも、犬神たる存在の謎に近づいてゆく――。そんな中、ひとつの村を消し去る大量殺戮(さつりく)が勃発!!史樹(ふみき)を守るため、23は渦中に飛び込むが……?

犬神(6)

仲間が人間を殺しているのは私のせいなんだ……!!突如として出現した、新たな犬神。それは人間に擬態し、殺戮(さつりく)を繰り広げる――。それを「自分の責任」と感じた23は、史樹(ふみき)のもとを離れ単身で立ち向かうが……!?外薗昌也が描きだす、超スケール黙示録!!

犬神(7)

犬神が、生態系の獲得免疫システムだとするのなら。この世の行き着く最果てには……!?「人間を殺しつくせ」という念に従い、あらゆるものに擬態するクリーチャーが、殺戮(さつりく)の道を突き進む。その“憎悪のほこ先”に待ち伏せた23は、壮絶な闘いを繰り広げる!!そして駆けつけた史樹の前に、血塗られた光景が――!!人間とは、なにか。超ショッキング黙示録!!

犬神(8)

人間を殺しつくせ──。猛攻を続ける擬態(ぎたい)タイプに、再生した23が迫る。犬神vs.犬神。人智を超えた存在たちが、因縁の倉田製薬生体研究所にてラスト・バトル!!人間に対する憎悪に駆られ、研究所内の人間を殺戮(さつりく)していく擬態タイプ。23には、命にかえても彼を止めなければならない「理由」があった――。人間の欲望がむきだしになる、超スケール黙示録!

犬神(9)

擬態(ぎたい)タイプとの血戦が、ついに終結。史樹(ふみき)と23に再び訪れた平穏が破られるとき、人間界は破滅へと進む――。23を想う史樹の感情に、遠く離れた地で由梨子(ゆりこ)の心が感応。人智を超えたその能力は、さらに桐生(きりゅう)の知覚へと達するが……!?

犬神(10)

無数の擬態(ぎたい)タイプが出現し、人間界への侵蝕が始まった。しかしその脅威を知る者は、まだ少ない――。その静けさは、惨劇の予兆に過ぎなかった。擬態タイプは、23が倒した1匹だけではなかったのだ!DNAの形状から「エイト」と名づけられた擬態タイプは、あらゆるものに姿を変えながら、殺戮(さつりく)“発動”の瞬間を待つ――!!

犬神(11)

殺戮(さつりく)の犬神、発動。壮大な物語――佳境へ突入!!“23と史樹(ふみき)の絆を断ち切ることが、世を救うことにつながる”という、桐生(きりゅう)の教えを信じて育った娘・晶子(あきこ)。23たちの信頼関係を試す一芝居を打つが……!?穏やかな日常の裏側で、ひっそりと人間世界に根を張りめぐらせてきた殺戮者=エイトが、ついに残忍な刃を抜く。

犬神(12)

世界が壊れるとき。「常世国(とこよのくに)」の門が開かれる――。圧倒的スケールで展開される、壮絶なる黙示録!!ひっそりと世界を支配していた無数のエイトが、一瞬にしてほぼ全ての人々の命を奪った。史樹(ふみき)と23たちは、わずかな生存者たちと行動をともにするが……!?穏やかな日常が、死体であふれた地獄と化すとき、絶滅と誕生で彩られた創世記が始まる!!

犬神(13)

桐生(きりゅう)の野望――。それは旧人類を滅亡させ、新世界「常世国(とこよのくに)」を、自らの遺伝子で埋めつくすこと。妄執(もうしゅう)にとらわれ神の領域に踏み込んだ男が、史樹(ふみき)と23に刺客(しかく)を放つ!そして「生命の樹」へと急ぐ桐生だが――!?23は、史樹は……人間の進むべき道を見届けられるのか。超スケールの黙示録、いよいよ最高潮へ!!

犬神(14)

ついに現出した「常世国(とこよのくに)」。その全貌とは?そして人々にもたらすものとは?神たる犬との関連は?そして、残された人々を待つ未来とは……!?あらゆるナゾが一点に集結し、物語はクライマックスへ。この結末を予想できた者は、誰ひとりとしていない――。現世を揺るがす驚愕(きょうがく)の黙示録、堂々の完結!