あらすじ

「入れただけでこれとは…。はしたないな、姫」 故郷の村を守るため、生贄として大江山に住む鬼・酒呑童子に捧げられることになった凛。恐ろしいけれど、これも使命のため。そう思って体をこわばらせる凛の前に現われたのは、鬼とは名ばかりの美しすぎる一人の男性だった。「ぬしは、私に媚びなければ」 そうささやく彼から絶え間なく与えられる甘美な愛撫に、純白の体は蜜を溢れさせて――…。“恐ろしい鬼”と聞いていた。でも、宝物に触れるように私を抱く彼を、私は鬼とは思えない――。恋の糸が複雑に絡み合う、妖艶で絢爛な恋物語。
大江山酔夢譚 美しき鬼の囚われ姫 1巻

「入れただけでこれとは…。はしたないな、姫」 故郷の村を守るため、生贄として大江山に住む鬼・酒呑童子に捧げられることになった凛。恐ろしいけれど、これも使命のため。そう思って体をこわばらせる凛の前に現われたのは、鬼とは名ばかりの美しすぎる一人の男性だった。「ぬしは、私に媚びなければ」 そうささやく彼から絶え間なく与えられる甘美な愛撫に、純白の体は蜜を溢れさせて――…。“恐ろしい鬼”と聞いていた。でも、宝物に触れるように私を抱く彼を、私は鬼とは思えない――。恋の糸が複雑に絡み合う、妖艶で絢爛な恋物語。

大江山酔夢譚 美しき鬼の囚われ姫 2巻

「――すまないが…抑えられぬ……」故郷の村を守るため、生贄として大江山に住む鬼・酒呑童子に捧げられた凛。初めは恐ろしく思っていたけれど、本当は優しい顔を持つ彼に次第に惹かれていく――。近い将来、酒呑が大江山を離れると知った凛は、想いを断ち切るため強く抱かれることを望むが、彼を求めるあまり「すき」と口に出してしまう……。「なぜ恋を恐れる必要がある?」誰かを愛すことを恐れてきた酒呑が出した答えとは――? 人の心を殺し鬼となった美しき男は、ひとりの女を愛し、ドロドロに溶け合ってその熱に溺れていく――…。恋の糸が複雑に絡み合う、妖艶で絢爛な恋物語――ここに完結。