あらすじ

隼子も不登校に追いやった民子の、最後の標的は全てに無関心な田辺曜子(たなべようこ)。他2人と同様、民子にナイフを突きつけられるも、曜子は拒絶せず…… 「私、わかんないんだ。自分が生きたいのかとか。だからいつも何かを食べて、誤魔化すの」一方、民子の家の庭の異臭は、警察の知るところとなり……
センコウガール 1巻

七子(ななこ)が死んだ。同時に生まれ変わったような姿で現れた美少女不登校児・如月民子(きさらぎたみこ)。彼女に「名指し」された3人のクラスメイトは、民子の狂気の行動に追い詰められていくが…? 民子の真 の目的は、復讐か、それとも…?? そして民子の自宅の「腐乱した何か」の正体は?? いじめ、マウンティング、毒親…… 全ての「女の子」の呪縛を解き放つ、ガール・ミーツ・ガールミステリー!

センコウガール 2巻

「誰にもバカにされない、完璧な顔を手に入れたい」。整形女・三浦英子(みうらふさこ)の必死の訴えを「どーでもいい」と切り捨てた民子。追い詰められ不登校になった英子に代わり、民子の標的となったのは、ケガのため得意の陸上を辞めた早川隼子(としこ)。英子と隼子の共通点は、以前民子に陰湿ないじめをしていたこと――― 「早川さん、私があなたを殺してあげる!」

センコウガール(3)

隼子も不登校に追いやった民子の、最後の標的は全てに無関心な田辺曜子(たなべようこ)。他2人と同様、民子にナイフを突きつけられるも、曜子は拒絶せず…… 「私、わかんないんだ。自分が生きたいのかとか。だからいつも何かを食べて、誤魔化すの」一方、民子の家の庭の異臭は、警察の知るところとなり……

センコウガール(4)

民子の行動の引き金となった、同級生・七子の自殺――― 実の母親にすら「本当の自分」認めてもらえなかった七子と、近い苦しみを抱えていた民子。曜子には全てをさらけ出し距離を縮め、2人で初めて遊びにいく約束をする。しかしその夜、民子は捜査にきた警察を襲ってしまい……? 「私には、もう時間がない」―――民子と曜子、2人の逃避行が始まる。

センコウガール(5)

最悪で最愛の母、そして母の恋人の異常な行動、そして民子の秘密――― 全ての出口を失った民子が力を振り絞って求めた最後の光とは? 英子、隼子、七子の親友・梨香、そして曜子、如月民子という存在が照らす、それぞれの闇と救いへの一歩。「私があなたの光になれたのだとしたら、そのことが、私の光でした」