あらすじワンマン社長が下した突然の休刊宣言――文芸誌は滅びてしまうのか!? 斜陽と呼ばれて久しい出版業界で、若手編集者のコン藤リンは、作家のため、作品のため、読者のため……そして文芸の未来のために、あらがい走り続ける! 編集者のリアルを真っ正面から描く“胸アツ”な業界お仕事漫画! 「小説宝石」と「cakes」で掲載された人気連載全18話に、書下ろしのおまけ漫画と各話解説合わせて40ページ以上を加えた待望の単行本化!
編集者とは、なんて業の深い仕事なのだろう、と思った。ヒットするかどうかわからないような本を創っては赤字を生み、それでも足掻いて足掻いて、作家と共に血反吐を吐くように矛盾を乗り越えていく。 第9話の「這いずり回る編集者」は何度読んでも良い話で、損得勘定を超越した編集者たちの文字通り体当たりの姿に、胸が熱くなる。 編集について何も知らない自分が言うのもおこがましいが、これこそが憧れの編集者像だと思えるし、編集者を目指す人は必読の漫画だと思う。 #推しを3行で推す