あらすじ

神守に惚れ込んだ左近四郎は、武志を裏切り今までのいきさつを神守に打ち明ける。一方、武志は麻薬ルートを土産に道正会の五代の所に逃げ込む。神守組の組員は五代の手によって神守、左近四郎以外全て潰される。ここに神守、左近四郎対武志の戦いが始まる──。純白の北の大地を血で染める任侠アクション巨編完結編!!
唐獅子警察1

父、神守辰造の意思を継ぎ、神守組の代紋を守るべく生きる六代目組長神守新吉と妹和、それに本城武志、金次の四人にとって、北海道芦別岳は平和郷であった。 だが某日、新吉たちが営む芦別岳の山小屋に大組織・白神会の総長、代行以下数十名が乗り込んで来る。こんな山の中にわざわざ足を運ぶ彼らの狙いは何なのか…!?そこには驚くべき計画が隠されていた!!新吉たちの平穏は破られ、芦別岳を血に染める暴力のブリザードが吹き荒れる!!

唐獅子警察2

芦別岳の山小屋に乗り込んで来た白神会の総長、代行以下数十名を惨殺した神守新吉は刑務所入りとなり、所内では白神会の手の者によって幾度となく生命の危機に見舞われる。 一方、芦別岳事件の際、白神会の持ち込んだ生アヘンを素早く隠匿した武志は、金次と舎弟左近四郎と共に、その生アヘンを利用しようと野望を抱く。その頃妹和の腹には武志の子供が宿っていた。神守の所内での面会の折、和はその事を告げ兄の逆鱗に触れる。また、同時に武志が北丸組に監禁されている事を聞く。しかしそれは北丸組潰しに神守の力を必要とする武志達の画策であった。神守は武志の思惑通りに武志救助の為脱獄を決意するが──。

唐獅子警察3

白神会の持ち込んだ生アヘンを神守に秘密にして隠匿した武志は、その生アヘンを利用した組再興の野望を抱き、その第一としての麻薬ルート確保ために白神会系北丸組を乗っ取る計画をたてる。刑務所内にいる神守はそれとは知らずに脱獄をしてまでも北丸組潰しに協力してしまう。 出所した神守を待っていたものは、事務所まで構えた立派な神守組であった。しかしその成功の基にあるものが麻薬である事を知らない。だが、やがて躍進する神守組に麻薬疑惑が起こり、その情報は神守の耳にも達する。恐れる武志は左近四郎に命じ、神守に弱い金次を殺すが、左近四郎は、神守に惚れ込み、武志と離反する決意をする。

唐獅子警察4

神守に惚れ込んだ左近四郎は、武志を裏切り今までのいきさつを神守に打ち明ける。一方、武志は麻薬ルートを土産に道正会の五代の所に逃げ込む。神守組の組員は五代の手によって神守、左近四郎以外全て潰される。ここに神守、左近四郎対武志の戦いが始まる──。純白の北の大地を血で染める任侠アクション巨編完結編!!