あらすじ

恩師の仇・鬼龍を殺す――10年の鍛練の末、鋼をも破る剛強な右手を作り上げた漢・剛眼。意気投合した熹一は、共に鬼龍の隠れ道場に乗り込むが、そこには、かつて鬼龍も対決した“亡霊”が待っていた…。熹一復活の鍵を握る、この男の正体は!?
高校鉄拳伝タフ(1)

キー坊こと宮沢熹一は見た目はヤンキーでケンカも大好きだが、実は純情でお人好しな高校生。ある日、キー坊は、トラックをたった5分で解体した“阿修羅のように”強い男・黒田光秀と出会う。黒田と戦うため、特訓を始めるキー坊だが…!?

高校鉄拳伝タフ(2)

黒田との闘いで、15代目継承者・キー坊の古武道・灘神影流活殺術が炸裂する。しかし黒田は、灘神影流と同じ流れをくむ体術・灘心陽流の継承者だった。黒田の圧倒的な強さを認識したキー坊の前に、高校柔道界を制してオリンピック候補の加納剛次が現れた!

高校鉄拳伝タフ(3)

高校柔道界の怪物・加納剛次と闘うことになったキー坊。第一戦は痛み分けに終わったが、加納の攻撃でキー坊は胃にダメージを負い食事も出来ない状態に。だがキー坊は、黒田との特訓の末、奥義・菩薩拳を会得し、加納との再戦に挑む!

高校鉄拳伝タフ(4)

アイアン木場率いるワールド・プロレスの若手レスラーと闘ったキー坊に、次の刺客、壊し屋・オニ平が襲いかかる。関節技の達人で、人間を完全に破壊することのみに徹する“殺すプロレス”を極めたオニ平に対し、キー坊の灘神影流の関節技は通じるのか!?

高校鉄拳伝タフ(5)

親父(オトン)と凶獣・左門清正が闘い、親父が落とされた。キー坊は左門を倒すため、オニ平とともに特訓を開始する。一方、アイアン木場から“ある事実”を教えられた左門も、灘神影流をつぶすため野獣の牙を磨いていた!

高校鉄拳伝タフ(6)

凶獣・左門との闘いで苦戦をしいられるキー坊。しかし、親父のアドバイスにより、キー坊の反撃が始まる。壮絶な闘いの行方は意外な結末を迎えた。心機一転、「ルールとマナーのある闘い」をめざすキー坊は、カラテ・トーナメントに出場することに……。

高校鉄拳伝タフ(7)

拳術館の金田と戦うことになったキー坊は、黒田の協力のもと、金田の“一撃必殺”の打撃に対する特訓を開始する。そんな中、黒田は、金田の弱点を見つけようと戦いを挑むが、逆にやられて重体に陥る。黒田の気持ちを胸に秘め、金田に挑むキー坊だが…!?

高校鉄拳伝タフ(8)

プロレス界の頂点に立つアイアン木場が引退宣言をした。木場は引退試合の相手に“灘神影流をつぶした者”という条件をつけたため、プロレス界を永久追放された“人喰い義生(よしき)”こと高石義生が、真っ先にキー坊の前に現れた…。

高校鉄拳伝タフ(9)

キー坊と戦うために、相撲部屋を飛び出した巨漢力士レムコ・ヤーロブは、デビル・ファクトリーで悪魔の格闘家に変身していた。一方、キー坊は、義生との特訓で、膝潰しのローキックを習得。4月20日深夜0時、レムコとの死闘に挑む!

高校鉄拳伝タフ(10)

レムコを倒したキー坊だが、ともに戦っていた義生から宣戦布告を受ける。単純に強い相手と戦いたいという義生の気持ちに共感したキー坊は挑戦を受けることに。しかし、戦いの最中、謎の男が現れて…!?

高校鉄拳伝タフ(11)

剛越流の葵新吾と戦うことになったキー坊は、修行の末、灘神影流の関節技“襷固め”を会得する。そして、広大な葵家中庭で戦いが始まった。キー坊は数々の関節技で攻めるが、新吾は柔軟な体ですべて外し、逆に新吾に“蛇豪絞め”を決められてしまった!

高校鉄拳伝タフ(12)

キー坊と新吾の戦いに決着がつき、次はキー坊の親父とアイアン木場の勝負の番。しかし、二人が闘気を戦わせる中、剛越流の宗家である茨幻舟が割って入り、幻舟と親父が戦う事に。幻舟は剛越流の奥義を披露するというが…!?

高校鉄拳伝タフ(13)

突如、親父の代わりにアイアン木場と戦う事になったキー坊は、黒田、義生、オニ平から、それぞれ独特の特訓を受ける。その特訓をクリアした後、仕上げとしてオニ平から究極の足関節技を伝授された。そしてついに、キー坊とアイアン木場の戦いが始まった!

高校鉄拳伝タフ(14)

アイアン木場のアイアンドライバーがみごとに炸裂!致命的なダメージを負ったものの、キー坊は立ち上がり木場に立ち向かう。木場の攻撃にキー坊は肋骨もやられるが、必殺“百足固め”をかける瞬間を待った…。

高校鉄拳伝タフ(15)

究極の格闘技大会「バーリ・トゥード」に出場したアイアン木場が敗れた。木場をわずか52秒でKOしたのは、弱冠17歳のガルシア。自分と同じ年のガルシアと戦う事に激しい闘志を燃やすキー坊は、武者修行のため神戸から東京へ!

高校鉄拳伝タフ(16)

東京にやってきたキー坊が出会ったのは、タイのムエタイ選手・ギャルアッドだった。強すぎて対戦相手がいないギャルアッドだったが、ムエタイの打撃術を吸収したいキー坊はストリートファイトで勝負を挑む!

高校鉄拳伝タフ(17)

キー坊との死闘を終えたギャルアッドは、タイに戻った。だがギャルアッドは、タイに戻っての最初の試合の相手に敗れ、再起不能にされてしまう。その相手がガルシアだった事を知ったキー坊は、さらなる修行のため樹海の黒竜寺に向かう!

高校鉄拳伝タフ(18)

武闘家の巣窟、黒竜寺で修業を始めたキー坊は、“魔物”と恐れられる露土馬の存在を知り激しく闘志を燃やす!そして、黒竜寺に伝わる一子相伝の奥義会得をかけた闘いに名乗りをあげ、壮絶な“死合い”が始まった!!

高校鉄拳伝タフ(19)

関節技の達人・朝昇に、なんの対策も見出せないキー坊は、カゼで体調をくずしたまま対戦の日を迎えた。心の奥底の朝昇への恐怖を自覚し、己を奮い立たせるため“死合い”場に火を放つキー坊!炎の中で決戦は始まった!!

高校鉄拳伝タフ(20)

一子相伝の奥義会得をかけた“死合い”は壮絶なものとなった!関節技の達人・朝昇の必殺技“毒蛭”を、掟破りの“逆毒蛭”で返すキー坊。互いの肉体が極限に達した時、キー坊の本能が放った技とは…!?激闘の朝昇戦、遂に決着!!

高校鉄拳伝タフ(21)

アイアン木場が、かつて秒殺された因縁の相手ガルシアと、ハワイのスタジアムで再戦することになった!キー坊の父・おとんのもとで、再起不能といわれた肉体を治し、鍛え直した木場とガルシアのハイレベルな戦いが火蓋を切る――!!

高校鉄拳伝タフ(22)

アイアン木場の執念も、ガルシアとの闘いについに力尽きてしまった。ガルシア戦に敗れた後、穏やかに息をひきとった木場だが、遺言で地上最強の格闘技トーナメントを開催することになった。しかし、キー坊の父・おとんは出場を拒否する。

高校鉄拳伝タフ(23)

アイアン木場の遺志で開催される格闘技大会T・D・Kが、ついに始まった。出場反対の親父に揺れる熹一だったが、やはり出場を決心し、会場へ向かうため家を出る。しかし、親父からの手紙に灘神影流を使ってはならぬという内容が…。

高校鉄拳伝タフ(24)

格闘技大会T・D・K第2戦で、世界ヘビー級統一王者・バークレーを敗り幸先のよいスタートをきった朝昇――一方、熹一は親父の命令により、必殺の灘神影流の使用を禁じられていた。親父が監視する中、ついに熹一の試合が始まった!!

高校鉄拳伝タフ(25)

T・D・K第3戦で勝利した熹一。そして、第4戦――立ちふさがるマフィア達を汗ひとつかかずに打ち倒した“コンプリート・ファイター”マーク・ハミルトンがリングに上がった!!対戦者・ヒースは実兄ゴードンとの兄弟対決を狙うが…!?

高校鉄拳伝タフ(26)

プロレスラーの誇りを賭けた義生VS河野戦。義生は河野のお株を奪う大技を連発、逆に河野は格闘技のセオリー通りに攻撃する。試合結果に反し、観客は河野に大声援を贈った。舞台裏で憮然とする義生を、エンゾウが挑発。一触即発…!?

高校鉄拳伝タフ(27)

T・D・K予選リーグ1回戦終了後のパーティーで、藤田剛三親子のケンカに仲裁へ入ったキー坊。しかし、その時に頸椎を損傷してしまう!笹川エンゾウとの試合を間近に控えたキー坊は、窮地に立たされた。まさかの棄権か復活か!?

高校鉄拳伝タフ(28)

T・D・K予選最終戦直前、頸椎を損傷した熹一は、灘神影流の施術で一時的に回復する。しかし、熹一に許された時間はわずか3分間!――エンゾウとの勝負を一気に決めようとするが、3分を越えたとき、想像を絶する衝撃が熹一を襲った!!

高校鉄拳伝タフ(29)

タイムリミットを過ぎた熹一は、心臓停止となるが、親父のおかげで、意識を取り戻す。だが、試合はTKO負けの判定に…。不満を残す熹一は、親父に負けを認めるのも勇気だと諭され引き下がる。そこへ、熹一に敗者復活戦の知らせが届き…!?

高校鉄拳伝タフ(30)

補欠戦で、アイアン木場の息子・木場真一と対戦することになった熹一。父親を増悪する真一は、木場が築きあげたもの全てを壊そうと、熹一の命までをも狙う。圧倒的な強さで攻撃された熹一は、ついに灘神影流の奥義を使い反撃するが…!?