南海の離島・古志木島(こしきじま)。医療設備もままならないその島へ、東京の大学病院にいたという、何やらわけありの外科医・五島健助が船酔いに耐えながらやってきた。だが着任初日、診療所を訪れた患者はゼロ。看護婦の星野は「この島の人達は、本当に具合が悪かったら、本土の病院に船で6時間かけて行くんです。誰もこんなとこで診てもらいたくないですからね」と言う。なんだか気が抜けてしまった健介だが、その日の夜「タケヒロが大変だ」と、友達のクニオが血相を変えてやって来た。早速タケヒロの家に行った健介は、急性虫垂炎と診断。早急に手術をしないと、命が危ない。しかし島に来る医者を信用していないタケヒロの父親は、健介が手術することを拒否。船で本土の病院へ運ぶという。
北の国からのじゅんが演じたドラマ版を最初に見ました。 東京から来た若い医者が、異常に不便な孤島にくる所から始まります。 最初は、東京から来たというだけで島の人に理解されずに苦しみますが、医者の知識と、純粋に人を助けたいという気持ちで、徐々に島の人達との交流を深めていきます。 医学の専門的なシーンもたくさんありますが、個人的には、島の人達と関係性を構築していく部分が見どころだと思います。 新しい環境でチャレンジをする人はぜひ読んでみてください。