あらすじ

電子書籍で復刊! 「機動戦士ガンダム」の安彦良和氏が描く、暴君ネロの激動の人生邪魔者を次々と手にかけていく残酷なネロであったが、次第に心を病み夜な夜なうなされるようになっていた。現実から逃げるように芸術活動にふけり、政治の現場からは離れていく。一方ネロお抱えの剣闘士・レムスは、ネロの愛人・アクテの導きにより、当時ローマで広まりつつあったキリスト教に出会う。しかしネロはキリスト教を快く思っておらず、ローマの大火事を理由にキリスト教徒を迫害。罪の無い者が磔にされ、無残に殺されていく……地獄の光景を目の当たりにしたレムスがとった行動とは。ネロ30年の生涯、その末期に関する異説を取り入れて描いた感動の完結編!
我が名はネロ 1

電子書籍で復刊! 「機動戦士ガンダム」の安彦良和氏が描く、暴君ネロの激動の人生紀元1世紀、実母・アグリッピナの計略により16歳にしてローマ帝国を手に入れた皇帝ネロ。家庭教師セネカの指導のもと、安定した治世を敷く一方で、正妻の側女・アクテを寵愛し、奴隷の剣闘士・レムスを側に置くなど奔放な生活を送っていた。肉欲にふけり自分から離れていくネロに、母・アグリッピナは激しく干渉するが、ネロはさらに反発。そしてある恐ろしい計画を企てる――ローマの姿は今日の社会そのままといっていいでしょう。爆薬も車も電気器具も立派なキリスト教会も無いけれど、ネロの時代は、そしてネロの精神の在り様は、たぶんそのまま現代につながると思います。そして、そう思ったのが、僕がこのお話を描いた理由です。(作者あとがきより)

我が名はネロ 2

電子書籍で復刊! 「機動戦士ガンダム」の安彦良和氏が描く、暴君ネロの激動の人生邪魔者を次々と手にかけていく残酷なネロであったが、次第に心を病み夜な夜なうなされるようになっていた。現実から逃げるように芸術活動にふけり、政治の現場からは離れていく。一方ネロお抱えの剣闘士・レムスは、ネロの愛人・アクテの導きにより、当時ローマで広まりつつあったキリスト教に出会う。しかしネロはキリスト教を快く思っておらず、ローマの大火事を理由にキリスト教徒を迫害。罪の無い者が磔にされ、無残に殺されていく……地獄の光景を目の当たりにしたレムスがとった行動とは。ネロ30年の生涯、その末期に関する異説を取り入れて描いた感動の完結編!