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呉服屋の娘・彩香は三度の飯より着物が好き。そんな彩香が無理やり引き会わされたお見合い相手は、着物嫌いな幼なじみ・智弥だった。彩香はお互いのために見合いを断ろうとするけれど、話を切り出した途端、なぜか智弥に押し倒されて…！？
「こないだの続きしていい？今日はちゃんと優しくするから」着物嫌いなはずの智弥と、念願のお着物デートが叶って上機嫌な彩香。しかし未だに智弥が何を考えているのかわからない…。そんな智弥は家でこの間の続きをしようと言ってきて…智弥の激しい攻めに翻弄される彩香。優しくしてくれるって言ったのに！
「俺とこういうことするの、嫌い？」智弥に一晩中愛されて、気を失ってしまった彩香。翌朝、そんな彩香のために、智弥が朝ご飯を作ってくれることに。昨晩の彼の告白に、戸惑いを隠せずにいた彩香だったけれど…。片付けの最中、突然唇を塞がれて…！？ ちょっとまって、ここ台所なんですけど！？
「あいつもなんだかんだ 親には逆らえないんだな」二度目のデートのお誘いに、浮かれモード全開の彩香。しかし、智弥からデートを延期して欲しいと電話がかかってきて…その後、一ヵ月音沙汰無し！自分への興味が失せたのだろうかと不安になっていたある日、店へやってきたのはとんでもない美人さんで…しかも、智ちゃんの×××！？
「あなたの気持ちはどうなの？」智弥から逃げるようにして、田舎の祖母の家へとやってきた彩香。出かけるための着物を選ぼうとしても、頭をよぎるのは智弥の元カノ・飛香のことばかり。そんな中、近所の神社のお祭りで飛香と再会してしまい――？
「今からエッチなことするんだから、当然だろ」神社での一件で、ようやく心を通い合わせた彩香と智弥。翌日、彩香は見知らぬ部屋で目を覚ます。そこは一人暮らしをしている智弥の家で――彩香は昨夜、彼にあるお願いをしたことを思い出す。
「あんなこと言われたら、普通男は期待するけどな」無事、婚約までこぎつけた彩香と智弥だったが、智弥とは会うたびエッチばっかり…。そんな中、飛香と遊ぶ約束をした彩香のために、智弥が着物を選んでくれることに。初めは真剣にお着物トークをしていたけれど、途中から不穏な空気に…？
「智ちゃんはあたしになにも教えてくれないの」智弥の実家に呼び出された彩香と智弥。気まずい空気が流れる中、彩香はそこで智弥の兄・弘人と二人きりで話をすることになる。弘人の話を聞き、改めて今の智弥について何も知らないのだと再確認した彩香は…？
「彩香を他の男が触ると思うと、腹が立って仕方がない」飛香と二人でお着物デートをすることになった彩香。憧れの飛香と一緒でウキウキな彩香だったが、その様子が面白くない智弥はこっそり二人の後をつけていた。そんな中、彩香が自身のコンプレックスについて語るのを聞いてしまい…。
「あたしっていつのまに、こんなにエッチになったのかな」智弥の家で甘いひと時を過ごす二人。夜の営みを望む智弥を押しとどめ、先にお風呂に入った彩香だったが…いざ入浴を終えて寝室へ向かうと、智弥はぐっすり夢の中。拍子抜けした彩香は、耐え切れず一人でシようとするけれど…？
「抱いたら元気になるから――」着物の仕事をめぐって、智弥と喧嘩してしまった彩香。しかし、店にやってきた智弥の兄・弘人のおかげで、自分が誤解をしていたことに気が付く。彩香は仲直りも兼ねて、忙しい智弥のためにお弁当を作って行くことにするが…。
「ねえ彩香、食べていい？」二人の間のわだかまりも解消し、疲れている智弥のために家で世話を焼く彩香。まるで新婚のような雰囲気に、智弥も気分が乗ってきて…。すれ違いにすれ違いを重ねた、お着物を巡る二人の縁もようやく決着の時――？
