飲みつつ読もう!お酒マンガを語る「マンバ読書会」開催!
酒のほそ道」は副題が「酒と肴の歳時記」ですし、 色々な酒と肴を様々な季節と場所と登場人物で描いて 週刊連載で20年を超えている酒マンガ。 各月ごとの季節ネタとしても、単純に1ト月で4週連載として 各月季節ネタだけでも80本以上はネタがあるわけで 季節ごとの情緒がある酒ネタ話にも事欠きませんね。 花見や花火見物をしながらの飲み話とか。 酒好きで酒と飲み方に拘りを持ちながら、 酔っぱらってしまえば、オイ、拘りはどこへ行った?となることが多い 独身サラリーマン・岩間宗達が主人公。 宗達の1人酒から仲間との飲み会、宅飲み、店飲み、飲み屋ガイドみたいな話や、 地方での町レポみたいな話まで、ありとあらゆる酒シーンあり。 まさに「飲兵衛生態図鑑」みたいな漫画です。 けっこう作者のラズウェル細木先生が実際に肴を自作したり、 地方に取材にいって実際に味わったりもして描いたらしい作品も多く、 それぞれに良い味の話が多くあります。 友人と築地市場を探訪して飲食する 第4巻第17・18話「早朝築地探検」とか 仲のいい仲間と夜の銀座の渋い店を飲み歩く 第18巻・第8話「男の銀ぶら」とか私は好きです。 これぞ町での仲間飲みって感じで。 勤務時間中に酒が飲みたくなっちゃって、という 第1巻・第11話の「天ヌキ」もいいですね。 いいのですが・・一方で 「酒の飲み方が意地汚い」とか「底辺の酒飲みスタイル」 という批判もあるんですよね。 例えば 第3巻・第6話「宗達流サイクリング」は 朝から晩まで自転車で飲み屋をハシゴして廻る話で、 当時はいまほどに自転車の飲酒運転が問題化していなかった とはいえ批判されていますし、 第18巻・第9話「カマボコ道」では 飲み屋に持ち込んだ板カマを好き放題に喰って顰蹙を買います。 まあこれは「良い子はこういうことしちゃだめだよ」 というネタだとは思いますが(苦)。 第28巻・第12話「弁当晩酌」は、コスパの良しあしとか 貧乏くさいとかネット中心に叩かれましたね。 極めつけは 第6巻・第6話の「酒人生」 酒を飲み過ぎて、体も家庭も人生も壊してしまった人から 酒は悪魔だ、とまで聞かされながら、その帰り道に・・ という話で、これはもうね、 「酒飲みは人間のクズなんですね」 と批判されてもしょうがない(悲)。 とはいえ赤裸々な「飲兵衛生態図鑑」みたいなマンガで 私は大好きです(笑)。
先月の新刊を語る会【2019年6月発売新刊漫画】
酒のほそ道 ラズウェル細木 45巻 レキヨミ 柴田康平 1巻 忍ぶな! チヨちゃん 設楽清人 3巻 見晴らしガ丘にて それから 近藤ようこ 1巻 ものするひと オカヤイヅミ 3巻 六道の悪女たち 中村勇志 15巻 RaW HERO 平本アキラ 2巻 白竜HADOU 天王寺大/渡辺みちお 13巻 ノラと雑草 真造圭伍 2巻 昭和天皇物語 能條純一/永福一成/志波秀宇/半藤一利 4巻 BLUE GIANT SUPREME 石塚真一 8巻 拳奴死闘伝セスタス 技来静也 9巻 ストロベリー サライネス 1巻 チェーザレ 破壊の創造者 惣領冬実/原基晶 12巻 フェルマーの料理 小林有吾 1巻 えんこうさん 西野マルタ 1巻 ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ 吉本浩二 3巻 フランケン・ふらん Frantic 木々津克久 1巻 ザ・ファブル 南勝久 18巻 事情を知らない転校生がグイグイくる。 川村拓 3巻 地獄楽 賀来ゆうじ 6巻 僕が妹を殺すまで 馬場彩玖 1巻 危険地帯潜入調査報告書 村田らむ/丸山ゴンザレス 1巻 月夜のグルメ 舞城王太郎/奥西チエ 1巻 明仁天皇物語 古屋兎丸/永福一成/志波秀宇 1巻 「子供を殺してください」という親たち 鈴木マサカズ/押川剛 5巻 給料日のグルメ 楠本哲 2巻 数字であそぼ。 絹田村子 2巻 ハイパーミディ 中島ハルコ 東村アキコ/林真理子 2巻 味いちもんめ 継ぎ味 あべ善太/倉田よしみ 1巻 堕天作戦 山本章一 5巻 乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ 大西巷一 12巻 モンキーサークル 志名坂高次/粂田晃宏 1巻 ヴィーヴル洋裁店~キヌヨとハリエット~ 和田隆志 1巻
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)