あらすじ

王女誘拐の秘密もついに明かされ、最後のルート分岐を迎えるアリシア。そしてその選択を見守るメアリ。待ちに待った最後の刻。望む没落への道を、アリシアは果たして進めてくれるのか――!?
アルバート家の令嬢は没落をご所望です 1

完全無欠の公爵令嬢メアリ・アルバート(合金ドリル(縦ロール)装備)。目指すは――自身の没落!?アルバート公爵家の令嬢・メアリは、自分がヒロインをいじめ抜く乙女ゲームの悪役令嬢であることを思い出す。行く末は貴族社会からの追放。そんなの冗談じゃないと没落回避――は、しない!?「むしろ目指せ没落! 悪役街道を突き進むのよ!」なんて意気込むものの、ゲームの主人公(ヒロイン)・アリシアからの好感度が何故か高く、嫌がらせをしても全て好意的に取られてしまう。早くも暗雲立ちこめるが、メアリは無事に没落できるのか……!?

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 2

没落するため悪役令嬢を目指すメアリは、ヒロインに好かれるハプニングから目をそらしつつ、シナリオを進めていた。そんなメアリを待ち受けていたのは、念願の断罪イベントで――!!

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 3

王女誘拐の秘密もついに明かされ、最後のルート分岐を迎えるアリシア。そしてその選択を見守るメアリ。待ちに待った最後の刻。望む没落への道を、アリシアは果たして進めてくれるのか――!?

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 4

ようやく没落できるかと思ったが、やはりぎゃふんと言えなかったメアリ。一緒に国を治める展開に…! アディの恋心とともに、舞台は大学生活編へーーー!

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 5

大学で経営学を学ぶため、アディたちと離れた生活を送るメアリ…友達ができたり、男女のいざこざに巻き込まれたりと大忙し。そしてアディとの関係が大きく動いて…?

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 6

メアリとアディがついに――!!アディが爵位がほしいと知ったメアリはサラリと爆弾発言をしてしまう。パトリックの尽力であれよあれよと外堀が埋まった形式的な結婚だけど――…。肝心の告白は!?メアリの気持ちは!??微妙にすれ違っている事実に気づいているのはアディだけ!このまま進んでしまっても大丈夫――!?2人の距離はさらなる急接近!

アルバート家の令嬢は没落をご所望です

左遷を望む、悪役令嬢マンガ

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 双葉はづき 彩月つかさ さき
ゆゆゆ
ゆゆゆ

本作は、小説家になろう→書籍化→コミカライズと、夢の街道をまっしぐらに進んでいる作品です。 原作は2014年に投稿されているものです。 従者とは思えない態度と性格の従者や、それを許しているご令嬢は超絶権力持ち公爵家の娘。 どこへ行くにもその従者を連れ歩き、学園へは馬車でなく自転車通学、好きなものはコロッケ。 でもやろうと思えば立ち振舞は地位に見合った完璧公爵令嬢を振る舞うこともできる。 にもかかわらず、悪役令嬢だと記憶を取り戻してからは、悪役っぽい振る舞いを従者とともに研究… それから、悪役令嬢を強制するかのような縦ロール。ドリルのような縦ロール。緩やかにならない、かきあげれば、フワッでなく、ブンッ。 なんじゃそりゃ、となる書き方ですが、そこがおもしろいです。 ラブコメですが、主人公は鈍感というかフラグクラッシャーというか、そんなかんじなのと上述のとおりなので、コメディも強いです。 それから表紙イラストより、漫画のほうがキャラクターがイキイキしています。 デフォルメ、コミカル、シリアル。どれも魅力的です。 ちなみに、転生先のゲームは、売れたとあるのにアラが多いストーリーだなあ、と本編とは関係ないところに疑問をもってしまいました。 「乙女ゲームだから仕方ないよNE★」で許されているところが多いです。なので、そこは目をつむりましょう。舞台と、ストーリーを強制するゲームが悪いのです。 続編の逆ハーレムルートはKUSOゲーと言われても仕方ない気もする勢いです。 それでもやりこんでしまう人たちがいるのはキャラクター愛故なのでしょうか。 もしくはだからこそ、3作目が出なかったのでしょうか。いや、1作目が人気すぎたのか。 話がずれました。 オリジナルの小説も読みやすいです。 コミカライズのこちらも読みやすいです。 悪役令嬢系が好きな方はぜひ。