あらすじある日突然、16歳の孫・真白の姿になってしまった千代。奮闘する千代が出会ったのは、若い頃に憧れたスター・銀にそっくりな声を持つ青年! 彼はもしかして、銀の…? 嫌われ者の幼馴染、かつて自分に想いを寄せてくれた男。真白になった千代の前に続々現れる懐かしくも因縁のある人々。なぜ今になって…。でも生きているからこそ見える景色が、そこにはあった―。
ハートフルな雰囲気に反して、設定はかなりハード。お婆ちゃんの夫は、浮気で他の女と家庭を築き出ていき、残された娘と必死に生きてきたが、娘も孫を置いて育児放棄して男の元へ。ひきこもりの孫と貧しい暮らしも限界を迎え、衰弱死してしまう…。 霊魂となったお婆ちゃんだが、同じく生死の境をさまよっている孫の体に乗り移れることを発見してしまう。孫も霊魂化しており、これ幸いとばかりに「私はまだ戻れそうだけど…私の体あげる。楽しんでおいでよ」と、ハワイ旅行でもプレゼントするかのようなフランクさで体を差し出してしまうのだった。 一体これは何が起きてるんだ!?という疑問は置きざりに、テンポよく話が進む。これまでの人生経験を活かし、お婆ちゃんは次々と周りの人間たちのトラブルや悩みを解決していく。1巻まで読んだ限りでは面白かったので、続きを読んでみようと思うが、この漫画の結末は一体どうなるのだろうか。