「マンガとゴシック」第9回:楠本まき『KISSxxxx』論 前篇——キュアーで踊る、ハッピーゴスの誕生Real Sound|リアルサウンド ブックポジティヴ・パンク/ゴスロックを描いた初のマンガ 水野英子『ファイヤー!』が先鞭をつけ、上條淳士『TO-Y』が中興の祖となり、のちにハロルド作石『BECK』、矢沢あい『NANA』、浅野いにお『ソラニン』などヒット作の百花繚乱となる「バンド漫画」の系譜が日本にはある(島田一志『ロック…
「励まされる人に向けて描きたい」 「これまでの漫画家業の集大成」としての展覧会に満足 楠本まきさんインタビュー美術展ナビ東京の弥生美術館で、「線と言葉・楠本まきの仕事」展が開催中の楠本まきさんが、「美術展ナビ」のインタビューに応じてくれました。38年間の漫画家業の集大成となった展覧会はその作品同様、高い完成度で、ロンドンから久々に帰国した
「ジェンダーバイアスのかかった漫画は滅びればいい」。漫画家・楠本まきはなぜ登場人物にこう語らせたのかハフポスト今、少女漫画雑誌を読む人は減っています。読むと夢と希望が奪われる漫画にあえてお金を出して買う人はいないでしょう。
死んだKの葬式をしている同じアパートの住人達。しかし肝心のKの死体はそこにはなく行方不明なのだった。Kが住んでいた301号室に引っ越してきた主人公のミカヤは、夜な夜な夢の中にKが現れるようになったことがきっかけで死体探しを始める…。 愛蔵版の発売をきっかけに読んでみました!楠本まき先生は漫画家さんの中でも印刷や紙の材質にもこだわりのある方だと思うので、これから読む人は出来れば愛蔵版をゲットした方がいいかも。特に赤が美しかったです。 代表作の一つでもある「Kの葬列」ですがまさかミステリーだとは知りませんでした…!でもこれは楠本先生にしか描けない世界観。まさに耽美。肉屋や人形作りの女、そしてモルクワァラを回収する青年…K以外のアパートの住人も謎めいていて引き込まれました。