江戸前寿司の元祖「華屋與兵衛」の生まれ変わり、冴えない独身男・大宅耕一40歳が、現代の日本に殴りこみ!奴が寿司を握れば何かが起こる。アパートの隣人・美砂子をアジよろしく裸にして…。週刊大衆で大好評連載作品の第1巻。
「アパートを訪れる皆様へ」ようこそ、いらっしゃいませ!刺激は大丈夫!食べながらかく汗、気にしない!近頃、誰かに料理を作ってみたいが、メニューが中々決まらない!隣にかっこいい(かわいい)人が住んでいたらいいなぁと時々思う。激辛料理が何より好き!とにかくなんだか暖まりたい!お心当たりのある方は、当アパートを覗かれることをお勧めします。管理人。小さなアパートから始まる激辛ブーム。お隣さん同士のホットなひとときを…。
北町奉行所の書記係、斎藤平五郎には裏の顔がある。法では裁けぬ鬼共を三途の川へと案内する「鬼討つ鬼」…闇の仕置人、「死末屋」としての顔である! かつて「人斬り」として悪党どもを震え上がらせていた平五郎。正義の仮面のその下で、彼は人を斬る味に酔いしれていた。しかしその凶刃が妻の命を奪い、平五郎は刀を抜く事を辞めた。だが… 虐げられし者どもの無念の叫びが、平五郎に再び刀を抜かせる。平五郎は刀を振るう。人斬りの業に苦悩しながら…。
王侯貴族が栄華を極めた18世紀のフランス。オーストリアからフランス王家に嫁いだマリー・アントワネット。激動の時代を生きた彼女は、現代の我々が食するフランス料理を生んだ人物でもあった。その陰には、お抱え料理人として東洋の小国・日本からやってきた一人のサムライがいた。彼の名は磯部小次郎――!! 歴史をも動かす彼の料理の腕前とは!?
与力の鬼山は面倒くさそうな事件はすべて妖怪の仕業として放置するダメ与力として有名だった。しかし裏では妖怪退治と称して、奉行所で裁けない悪人を成敗する始末人として働いていた。『耳袋』をモチーフに江戸の悪を斬る痛快時代劇。
世界の寿司ブームの原点はこの男にあり!! その名は華屋與兵衛!! 時は文政の江戸時代。庶民には人気の寿司ではあったが、「押し寿司」「馴れ寿司」という、料亭などでは「駄物」と馬鹿にされ低く見られていたものだった。そんな時代に、寿司で天下を取ろうとする男が現れた。その男・與兵衛が発明した常識破りの寿司こそが江戸前の「握り寿司」!!