わたしたちは、同じたましい――。ふたり同じ時を生きられなくても、愛してる、いつまでも、永遠に……。ただ狂おしいほどに愛した魂の半身、螺旋が紡いだ禁断の恋物語。月光が照らし出す幻惑の恋愛譚!
旅行会社に勤める美海は恋愛経験が浅く、幼なじみで外資系トレーダーの湊にいつもからかわれている。湊は誰もが認めるイケメンだが、美海にとってはただの幼なじみだった。いきなり「ラブホいかない?」と誘ったかと思うと、高価なアクセサリーをプレゼントされたり、デートと称してドライブに誘ってきたりとその変化に美海は困惑。そんな時、美海がストーカー被害に…。 (この作品は電子コミック誌comic Berry’s Vol.6~Vol.10に収録されています。重複購入にご注意ください)
月光館のウインドゥ越しに見入ってしまった人形たち。そのビスクドールを作った月也に心惹かれた日向子。何度も月光館に通い、お香の香りに酔わされて抱かれた。愛されていると思ったのに、十四のときに死んだ月也の妹・月子の面影を求められただけだった。彼が愛したのは、自分そっくりな月子の人形…。赤い月の下、さよならの言葉を残して人形を抱いて去った月也。永遠に変わらぬ妹の移し身を愛していくの?「月光奇譚」他に「engage」「スフィア~月の螺旋~」「早春譜」を収録。