激しさと、優しさと…乱れ散る女の心。はじめて“恋”を知った人妻の心が陽炎のように妖しく熱く揺れる。美しい青年の眼差しに、まっすぐな心に、女の心が濡れ惑う…。汐見朝子が贈る、愛と快楽…究極の官能ロマンス。
親子ほど離れた年下妻にかしづいて暮らす男。夜毎の禁断の悦びに溺れていく女。愛しいほどに残酷に、ふたりの愛が交差する……。表題作「緋色の女」ほか、「紫苑色の女」「光ほのか」同時収録。
それは、春の幻というにはあまりにも鮮やかな女影だった──。人形師・一水(いっすい)が桜の樹の下で見たものは!?壮麗な古木をめぐる夢幻のエロティシズム、官能珠玉編・全四編──。収録作品:桜の葬列/聖母の沼(前編)/聖母の沼(後編)/悦楽の刻印
純愛が一線を超えた瞬間、気が狂う程の快楽と甘美な夢が交叉する……官能を極める華麗な遊戯。汐見朝子が描くメロドラマの真骨頂!散華シリーズ、官能の扉シリーズを収録。
噎せ返る程の薔薇の薫りに包まれて華開く……純愛と官能の極限。──純愛と官能、究極のロマンス……それは美しい貌をした堕天使。扉の向こうにあるものは、果てしない快楽。そして終わりのない狂気のはじまり……。一度迷い込んだら抜けられない、薔薇シリーズ、萬華鏡シリーズ、邪淫シリーズ、3本を収録。
一度知ってしまった悦びは、感じてしまった寂しさは誰にも救えない。純愛と官能の極致を叙情的に描く汐見浪漫の世界。