この本読むと謎に元気が出る。 中年のおっさんが、急にサラリーマン辞めて一念発起して漫画家になろうとする話。 突拍子もない展開だが、プロの漫画家にすんなりなれるわけもなく、当然父親にブチぎれられたり、世間とか社会の厳しさとか、そういうのが普通にやってくる。 バイトで糊口をしのぐのだけど、バイト先でも年下にからかわれたり(例えば店長と呼ばれる。ポジションではなく年齢的な意味で)、バイト先のメンバーと合コン行っても合コン相手にディスられる。 逆に、娘だったり、友人だったり、元会社の後輩だったり、応援してくれる人もいる。 人間同士のつながりみたいなのが色濃く出て、主人公を小馬鹿にする人と、そうじゃない人の対比が良い。 最初のうちは、何の根拠のない自信をもっている主人公を薄目でみているんだけど、抜けているけど味のある人間味にだんだん応援したくなってくるから不思議。 周囲の人間に恵まれてて、これはこれで楽しそうとか思ってしまう。 ダメでもいいじゃない、人間だもの、みたいなフレーズが浮かぶ。 俺はまだ本気出してない と思いながら、その可能性の中で生きていくのも、ある意味幸せなのかもなぁ。
コミックDAYSで1話目を読んだ時にめちゃくちゃ暗い話なのかな〜と思ったけど、単行本でまとめて読むとそんなに暗い話でもなかった。トランクの中に爆弾を積んでる個人タクシーの運転手を始め、出てくるのは問題アリな人ばかりだけど笑えるシーンもあるから救いがある。話が進むに連れて登場人物の6人がそれぞれに繋がりを持ち始めて、1巻の終わりで「この6人が一堂に集う時に…」という予告があったのが興奮した。同じく群像劇で言うと「100万円の女たち」も面白かったので期待大!
主人公の春人(9才)は兄の修介(15)と母親の3人暮らし。家計は母親がパートの掛け持ちをして回しているが、ものすごく貧乏…。学校でも問題児扱いで手が付けられない程に不良の兄は、弟のことをコキ使うし平気で殴るし、母親ともケンカばかりしている。この母親が父親の再婚相手で、離婚して二人を引き取った…実は血の繋がりのない関係というのも驚いたけど、だからって「いい人」な訳じゃなかったのが一番衝撃的だった。逃げ場がない主人公がかわいそうでしんどいはずなんだけど自分は引くことなく読めた。見届けなければいけないと思わせられる漫画だった。紙版は3巻までしか出てませんが電子版は6巻まで刊行されています。
このタイトルから働かないクズな男の話かと思っていたら、夢を追いかけたり、友情を描いていたり、ちょっといい話もあるので読み終えた後、読んでよかったと思わせられました。 いい話もあるのですが、クズな話もやはり多く、おじさんがバイトしていたり、おじさんが父親に仕事師しろと言われているシーンは自分に置き換えると悲しくなりました。誰の周りにもこういう奴いるわーと思わせるのではないでしょうか。最後のオチも良かったです。
4巻完結と読み易く、すぐ読めます。 なぜ集められたの・・・なんの目的なのか、そして、あなたは、4人の集められた女のうち誰推しにするのか
RADのボーカルがやるっていうので気になってドラマをみた。この人の漫画を読むのは初めてだったから絵でとっつきにくさがあったけど、慣れると女の子もかわいかったし、話も面白かった。 パーティー会場でみんなで煽りまくってるところが好きだった
ドラマ放送記念でスピリッツに「100万円の女たち」のエピソード0が掲載されてる 前日譚で5人の女たちの思惑?みたのが語られているから、先に読んじゃうと微妙なネタバレになるけど、完結まで読みきってから読むとああやっぱりそういう人たちだったのねっていう感じになる。
※ネタバレを含むクチコミです。
なぜ彼女たちは100万円を支払えるのか、まずはそこが不思議で、疑問がいっぱいの中で読み進めていくと、とんでもない事態に。1巻をうっかり読むと最終巻までとまりません。
この本読むと謎に元気が出る。 中年のおっさんが、急にサラリーマン辞めて一念発起して漫画家になろうとする話。 突拍子もない展開だが、プロの漫画家にすんなりなれるわけもなく、当然父親にブチぎれられたり、世間とか社会の厳しさとか、そういうのが普通にやってくる。 バイトで糊口をしのぐのだけど、バイト先でも年下にからかわれたり(例えば店長と呼ばれる。ポジションではなく年齢的な意味で)、バイト先のメンバーと合コン行っても合コン相手にディスられる。 逆に、娘だったり、友人だったり、元会社の後輩だったり、応援してくれる人もいる。 人間同士のつながりみたいなのが色濃く出て、主人公を小馬鹿にする人と、そうじゃない人の対比が良い。 最初のうちは、何の根拠のない自信をもっている主人公を薄目でみているんだけど、抜けているけど味のある人間味にだんだん応援したくなってくるから不思議。 周囲の人間に恵まれてて、これはこれで楽しそうとか思ってしまう。 ダメでもいいじゃない、人間だもの、みたいなフレーズが浮かぶ。 俺はまだ本気出してない と思いながら、その可能性の中で生きていくのも、ある意味幸せなのかもなぁ。