「包丁と青とうがらし」を意味する京言葉をタイトルにした『ながたんと青と―いちかの料理帖―』。昭和26（1951）年の京都を舞台に、夫を戦争で亡くした老舗料亭「桑乃木」の長女・いち日（34歳）が、有力者の家の三男、周（あまね・19歳）を婿に迎える、グルメラブストーリーです。いち日は、破綻寸前の家業の経営を立て直しながら料理人としての腕を極めていこうと奮闘します。15歳離れた年の差夫婦を描いた、作者の磯谷友紀さんに、作品に込めた思いを聞きました。

『ながたんと青と―いちかの料理帖―』以下『ながたんと青と』（講談社）の舞台は、戦後まもない京都の料亭です。女性が料亭の厨房に入るなんてまだありえなかった時代。料理が大好きな主人公・いち日（か）が道を少しずつ切り拓きます。背中を押すのは、形だけ結婚した15歳年下の生意気な夫・周（あまね）。――ラブストーリーでありつつ、最強のバディものにして勇気がわくお仕事マンガ。今いちばんときめく少女マンガの...

漫画描いてます。「本屋の森のあかり」「さようならむつきちゃん」「あかねのハネ」など。「ながたんと青と」「君の声が好きすぎる」「ぬくとう君は主夫の人」連載中。 うさぎ飼ってます。仕事のご依頼などはDMにてお願いします