※ネタバレを含むクチコミです。
本作は一口に云えば『ジュブナイルギャグファンタジー』といった所でしょうか。 ファンシーさをナンセンスやオヤジで希釈しにかかるスタイルに当時やられました。 個人的には本作に触れた事で現在の人間関係や、ひいては原作者主催のファンイベントでDJとして出演するなど、実人生に多大な影響を与えられたマスターピースでもあったりします。
アニメで見ていて、それからハマって漫画も読み出しました。 コマとコマの間に何気にギャグも書いてあってとにかく笑えます。 ギャグ漫画が好きな人ならかなりオススメです。 キャラがとにかく可愛く、ストーリーもゲームのような感じで、読めば読むほど楽しくなってくるかと思います。 ギャグも癒しも満載です。子供も楽しく読めると思います。
少年ガンガンを筆頭に出版部門を持つスクウェア・エニックスは、どーもファンタジーものではあるが少年漫画とも少女漫画とも言い難い、ユニセックス的な漫画が数多い出版社というイメージがあるのだが、そのイメージを決定づけたのはこの作品だと思う。 世界観は実にRPG的なファンタジーものであり、現在でこそなろう作品を筆頭に数多くあふれているが、当時は割と珍しかった。 また主人公も男女二人制で物語を引っ張っていくのは男性のニケだが、ラスボスである魔王との因縁はむしろ女性であるククリの方が多く、ともすればシリアス方向に行きそうな要素も多いのだが、全編に渡りギャグが散りばめられていて、少年漫画的な痛快さと少女漫画的な繊細さを吹っ飛ばすほど強烈なギャグが多い。 全体的にはRPGの「お約束」を逆手に取ったり茶化したりと、ゲームに対するツッコミがボケ化しているような部分が多いが、言葉遊びのセンスが凄い部分も多い。 とにかく笑えるのだが、根底には少年少女の成長や旅の出会い等の王道的な冒険要素も多く、読んだ後は意外と心地よい読後感…にもギャグを叩きこんできていて、暗く重い雰囲気はとにかく薄い。 この明るく軽い雰囲気は現在でも独特な物があり、絵柄は安定しないが全体的には可愛い系で、女性も読む少年漫画という当時は独特な地位を持っていた。 一迅社系等ユニセックス的な漫画は現代では珍しくも無いが、スクエニ漫画のそういうノリを築いたのは、タイミングや内容的にもかなりこの作品の影響がデカいのではないかと思う。 後半は若干息切れというかギャグのバランスが崩れている部分も有るが、ストーリーはしっかり完結していて爽やかに終了している。 …のに、続編が出ていて、その爽やかさすら笑いにしていたりするのだが。
ストーリーの根幹は王道なファンタジーのはずなのですが、馬鹿馬鹿しさ満載な展開が楽しい作品です。どこかずれているキャラクターたちが繰り広げる冒険はツッコミどころ満載。絵が抜群に上手いという訳では無いのですが、この世界観だったらこの絵柄じゃないとダメだろうという説得力があります。
小学生のとき大好きでした!漫画もアニメも見てた!笑えるし、くくりがかわいくて目が離せなかった!
腹よじれるほど笑えました。
RPGゲームを茶化したような話。漫画でこんなに笑ったことは無いと思います。
※ネタバレを含むクチコミです。