考えさせられる漫画です
年末年始にこちらの作品を読んでいて、急に間隔が空いていたので驚きましたが、連載再開していてよかったです! 引き続き頑張っていただきたいです。 (休載の記事を見つけて焦った) →https://siihamu.com/humetuno-kanketsu/
球体だったフシが、狼や孤独な少年、色々な物に触れて姿を変えていく。 その後次々と進化を遂げ、能力を獲得してゆく。そこに関わってくる人々の愛や憎しみ、時の流れを感じ、命と心の繋がりと成長とが詰まったストーリー。この作品は、結末がどうなるかとか関係がなくて、過程こそが大切なストーリーなんだと思う。 展開が未知で面白い。一気にひきこまれました。孤独ってすごく怖いな~、これは泣いてしまう。
不死身の生命体フシが、様々な器を獲得しながら成長していく物語。出会いと別れを繰り返して成長していくんだけどその度に号泣してしまう。アニメもあるけど、より感情移入してしまいそうで怖くて見れそうにない。
※ネタバレを含むクチコミです。
イジメる側、イジメられる側。 どちらの立場にもなりうると思います。 先生も。先生も聖人ではありませんが、やはりここは 公平に子供の声や態度を見ていただきたかったです。 イジメた側の思い、イジメられた側の思い。とちらも大事です。 簡単な言葉では言えませんが、イジメは人生をも大きく変えてしまうコト。生きていることが辛くなるコト。 漫画ではイジメた側もイジメられた側も歩みよりなから四苦八苦しながら生きていきます。自分と向き合う勇気に涙しました。
実験的に作られた「球体」は、幾つもの死を目の当たりにし吸収し変化していった。 他を認識し、自己を認識し、感覚を手にして無機質なものから感情ある生命体となりえるのか。 「フシ」の名付けられ、いつしか大切なものや人を認識し姿形を変えていく… どの登場人物も悲しい最後で終わっていて救いがどこかにあればいいな。 アニメからでしたが、漫画の最初の方の静かな始まりの書き方がとても好ましかったです。
よくSNSでこの漫画についての動画を見かけて気になっていたので読んでみた。 ある耳の聞こえない障害を持つ少女と、男の子の話。男の子がその女の子をいじめるところから始まる話です。 「どーせ死ぬんだ 死ぬならさっさとやり残したことを片づけよう」というセリフが印象的でした。
北海道でいじめの痛ましい事件があり、思わず本作を思い出して、再度一気に読んでしまった。 そして何度読んでも心にくるものがある。 いじめの事件を聞くたびに思うんだけど、加害者は、こういう本を読んで何を思うのか気になってしょうがない。 なんにも思わないのだろうか?たぶんそうなんだと思う。 むしろ読まないか。 世間では多様性を重視とか言っているけど、 本当にそんなことが実現できるのか疑わしいし、 都合の良い部分だけ切り取られている気がしてならない昨今。 本作の登場人物が鏡の如く映して、わがふりなおす一助になればと願ってやみません。 内容は、あまりに有名なので割愛しますが、個人的な感想を1つ。 本作が著者との初めての出会いで、名前からずっと男性だと思っていたのですが、後に女性だと知って本作に出てくるエグいいじめの描写に、妙に納得したのを覚えています。 多分に偏見なのですが、女性のほうが、この手の描写や展開が、強く訴えかけるという意味で、上手だと思っているからです。 なんというか、女性のほうが、躊躇がなく強烈だと思うんですよね。 本作も、それが顕著で、気の弱い自分は目を覆いたくなるシーンが多々ありました。 でも、これくらいやらないと残らないですよね。 ぬるいと熱も伝わらないです。 身障者のいじめという、ともすると批判が殺到しそうな危ういテーマを扱っていますが、だからこそ多くの人に読んで欲しいと思える作品でした。 人との差を、人の優劣にしてはならんのですよ。
マガジンの後ろの方に載ってることが多くて、でも結構続いてるから人気なんだろうなと思いつつ、ちょっと読んだくらいでは内容が全く掴めなかったので読まずにいたのですが、今日初めて読んでみました。 正直これが少年漫画誌に載ってるというのはにわかに信じ難いというか、みんなちゃんと理解して読んでるのか疑いたくなる内容。本当にフシが世界の全てを記憶するまでを描くなら途方もなさ過ぎるし、人には勧めづらい漫画。でもこれをマガジンで連載しようと決めたのは勇気あるし、大今先生が最初にこのネタを持ち込んだ時、編集者は鳥肌立ったろうなと想像できます(いや実際どう思ったのかほんと知りたい)。 これはどんなことがあっても絶対に最後まで描き切ってほしい。 強いて言うなら犬好きにな人におすすめしたいかも。
考えさせられる漫画です