12年前、子ネズミの米米(ミミ)は村を襲う獣人の暴虐を目撃したが、その身を覆う暖かな炎に魅了された。大人になったミミは人間を守る鼠族の一員としての使命を担い、新年の訪れとともに出撃したが、まさかあの懐かしい姿を再び目にすることになるとは――「君とは戦いたくないんだ。僕たち友だちになれないかな?」「なれるさ。友だちだからこそ『食う』んだよ。それが友情ってもんなのさ!」両性具有(!?)の鼠族の戦士が密かに思いを募らせていた赤い肌の獣人に出逢う。矛盾を抱えるミミはついに…?