「成仏するために、わたくしに喜びを教えて!」性愛の喜びを知らずに早世した女優・妃香理。学園ホラー映画の主演オーディションに受かったひかるは、その亡霊にとりつかれ、気がつけばプロデューサーに処女を奪われていた。しかし満足しきれない妃香理は、ひかるを操って共演の男性とも肉体関係を結んでしまう。ひかるが本当に結ばれたかったのは、もう一人の主演男性の方だった。その気持ちにもかまわず妃香理は、なんと共演の女性にも乗り移り、ひかると女性どうしで愛を交わそうとする。暴走する女優霊を鎮めようとする、本命の彼氏の秘策とは……。
杏樹は、最近同じ夢を見続けていた。自分が異世界の王女で、王子と結婚するところを敵に襲われるのだ。夢の中の自分は、青い髪で目の下に星形のホクロがあった。ある日、王子そっくりな男を見かけた杏樹は後をつけ、男の属する異界の者を取り締まる組織に入る。男は地球に王女を探しに来たのだという。侵入者はなぜか女性を狙い、杏樹は何度も恍惚としているところを男に救われる。やがて王女を探す最大の敵が現れ、さらに男のライバルまで登場し杏樹を襲う。杏樹と王女の関係、そして彼女の恋の相手は!?
裕福な婚約者の屋敷に同居している大学生・彩菜。彼が最近つれなくなったため、ちょうど彼の買った古い絵画の前で手淫していた彩菜は、絶頂に達した時なぜかその絵画の時代である19世紀のフランスにいた。そしてそれを描いた画家のヌードモデルになっている自分に気づく。その筆がカンバスの自分の姿をなぞる度に、体のその部分に悦びが走る。さらに筆がじかに肌に触れると思わず声が上がる。画家と愛し合うようになった彩菜は、筆を使ったり、彼女の体をカンバスに見立てたりする、画家とのさまざまなプレイにのめりこんでいくが……。