未曾有の財政危機に瀕した近未来都市TOKYOに開設された、ある国営ギャンブル。1フロアが東京都千代田区程の広さを持つ巨大な100階建ての塔「バベルダンジョン」に20人の男女が集められた。自らの生死が賭けの対象となった参加者(チャレンジャー)たちの目的はひとつ。塔から脱出しゴールすれば、賞金100億円! 極限の状況下、欲望渦巻く死闘が始まる!!
平凡な毎日を鬱々と過ごす今どきのニート、渋谷和也(18歳)。ある日、彼の元に『βl@ck★OUT』という謎のゲームが届く。それは一度踏み入れたらクリアするまで逃れられない「デスゲーム」だったのだ…。
平凡な大学生マモルは、幼馴染ユウカの、失踪した父親を捜す過程で闇のアイテムに辿り着いた。生身の人間を1枚の紙の中に閉じ込め、売買する「人間カード」! 戦慄の人間トレーディングサスペンス開幕!!
「ここはどこだ? これは…一体どうしたっていうんだ?」。不快な警告音のため月島光希と品川明日美が目覚めると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。倉庫のような場所には日本人らしき数十人の男女が同じ服を着て死んだように横たわり、窓外には荒野が果てしなく広がっている。やがて目覚めた30数人の男女全員に、寝る前の記憶がまったくないことがわかる。自分たちは海外に拉致監禁されたのか? 携帯も財布も持たず、不安でパニックとなる人々。事態の打開を求めて、性急に外部へと脱出を試みた一群を待ち受けていたのはあまりに悲惨な出来事だった…。衝撃のソリッド・シチュエーションスリラーからスタートし、人類の終末と再生をめぐる骨太で壮大なSFファンタジーへと物語は深化していく。