※ネタバレを含むクチコミです。
いや本当に怖い…夜に読むんじゃなかった…。 とある漫画家が人から聞いた怪談話を漫画にしていく、という形態で進んでいくんですがそのどれもが実際にありそうで怖い。しかも冒頭で漫画家(主人公というより語り部?)が「関わりすぎるとほんとうになっちゃう気がする」と話しているのが、さらに怖い。マジで自分に対して想像してしまうというか(イヤホンのくだりとか)……いや想像さすな~~!!! ほどよく怖い気持ちになりたい時におすすめです。
ホラーと無縁だった漫画家が実話の怪談話を扱うこととなり、毎回体験者やその知人を取材しながらマンガにしていく…というエッセイ的な要素を含んだ一話完結ものだ。原因や結末がハッキリしてない話も多く、それがよりリアルな恐怖となって迫ってくる。やがて一巻最後のエピソードを読んだ時に、思いがけず鳥肌が止まらなくなってしまった。 個人的には、夜に家出した少年が遭遇したエピソードがお気に入り!
そのまま怪談をコミカライズしたオムニバスって形ではなく、漫画家のエッセイ的でもあり面白い! ホラーを描いたことがない漫画家さんが、担当編集からの依頼で怪談提供者に取材をして聞いた怪談を描いていくことに。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CB01203215010000_68/ リアルなタッチの漫画家、二頭身でデフォルメのきいた漫画内漫画家、リアルなタッチの怪談の三層あってエッセイ風の絵柄とリアルな絵柄のギャップが好きです。 三層あることで、我々読者はより深くダイブしている感覚になるんでしょうか。 カメラワーク、場面の切り取り方もとてもいいので、いまこの場で話を聞きながら見てるような感覚があって臨場感がありますね。 ホラーの中でも怪談を聞くのがかなり好きなんですが、想像の余地を少し残すような描き方があるのでその感覚に近い形で読める気がします。
あのオチがなかったら、ふ〜んいい話、で終わってた気がします。 家庭の経済格差によって子供同士の間に距離ができてしまうのは悲しいことなので、それがほんわかしたストーリーで修復されていくのがよい。
※ネタバレを含むクチコミです。