フリーターの砂原中也は、就職活動中に「国際人材バンク」の社員募集を発見、軽い気持ちで応募。翌日に事務所を尋ねるとそこはプレハブの建物だった! その上2階にある社員食堂は昼間レストランとして営業するなど型破り。個性的なメンバーとともに、外国人労働者のトラブルについて、知恵と勇気と美味で解決していくのだった! 韓国新興宗教編、ベトナム兄貴編も収録! 電子書籍版では、巻頭ページと「デリアンコラム」をカラーページで収録!
教育ジャーナリスト・石橋大地が代表を務める「エデュケーション企画」。ここでは教育関係のメディア企画などを行っており、教育の名のもとに行われる違法な虐待行為「教育虐待」にまつわる問題も扱っている。過熱する中学受験ブームの影響により、石橋のもとには様々な相談が寄せられ――。巻末には原作・石井光太氏による書き下ろしコラムを特別収録!
なぜ彼は人を殺めたのか――。少年院を出院した引き取り手のない子どもを受け入れる更生保護施設「そんげん寮」。ここでは、元暴走族の安道が子どもたちと生活を共にしながら、自立を支援している。4年前、電車内無差別殺傷事件を起こした19歳の勇人は、寮になじむことができず心を閉ざしたまま。そしてついに脱走、新たな事件を起こそうとして……!? 親からの虐待、発達障害、ドラッグ依存……。社会に彼らの居場所はあるのか。少年院が解決できなかった少年犯罪の深い闇に迫る!!
少年殺人事件の犯人の家族、性犯罪者の繰り返す犯行、そして獄中からの手紙…。世間の偏見や偏向報道から、行政からも社会からもこぼれた人々を救おうとする男たちがいた――! 人気ノンフィクション作家石井光太オリジナル原作を俊才・今野涼が描く!!
たった2km圏内で見つかった、7つの連続首吊り死体。“自殺”として片付けられた小学生5名、中学生2名は、いずれも死ぬ理由などなかったはずの子どもたち…。疑問を抱いたテレビ制作班は事件現場に向かうが?
2011年3月11日、岩手県釜石市。東日本大震災後、津波によって亡くなった人々の身元を歯型から判明させようと、遺体安置所で働き続けた歯科助手・大谷貴子。震災から2年。岩手県のとあるホテルのラウンジで彼女は震災当時のことを語り始めた。「あの時の光景は、今でも忘れられません……」