フワフワ漂うような不思議な読後感。あまり読んだことが無いタイプの作品かも…。 のどかな海辺の田舎町が舞台で穏やかな話のはずなのに、読みながらずっと何かにつきまとわれているような不安を感じるのだ。 この"何か"の描き方が絶妙で、胸の奥がざわざわしながらもページを捲る手が止められなかった。 海の中の描き方も凄いし、コマ枠外にも色々な遊びが書き込まれていて面白かったな。
高度経済成長期に数を減らした妖怪が令和になってまた数を増やしたという世界。主人公は昔この田舎に住んでいたノリコという女性で妖怪に襲われたところを大熊先生に助けられるという流れ。学生時代親友だったカオリが結婚して若女将をやっているという宿に泊まるけれど、その表情は暗く…。 絵も設定も全然少年マンガで通じるくらいポップでいいなぁ。学生時代の2人の距離感エモいわ〜と思いながら読んでいたら前編のオチでひゃ〜〜〜っ!!となりました。 私がクチコミを書いたということは…そういうことです。 早く後編を読ませてくれ〜〜〜ッ!!!
過酷な現場だとはなんとなくわかってたけどやっぱ元編集者が描いてるだけなんかリアルだなぁと思った。 編集者と田舎ってなんか組み合わせが斬新で面白かった。絵も好き。 今後の展開に期待したい。
漫画編集者の実体験をベースに描かれていくみたいなので、そのうち田舎暮らししてみたいな、なんて憧れてる人は参考になりそう。 でも田舎暮らしはしてみたいけど、豊富な貯金、タフネス、根性などが要求されるガチな田舎暮らしはやっぱりきつそうだし、古民家をリノベーションとか虫だらけとか、バスが一日1本しか来ないとかそこまではさすがに…な人向け。 人混みからちょっと離れてるけど、わりと新築のアパートで、徒歩圏内にいろいろあって用を足せるような、そんなちょうどいい田舎暮らし。 全く異世界要素ないのに「異世界」が入ってるのは、その田舎が思ってた感じじゃないっていう意味と、検索に引っかかりやすくして売るためな感じあってさすが漫画編集者、潔いなと思いました。 個人的には、絵がすごく見やすくて読みやすいしクセがなくて好きでした。
※ネタバレを含むクチコミです。
フワフワ漂うような不思議な読後感。あまり読んだことが無いタイプの作品かも…。 のどかな海辺の田舎町が舞台で穏やかな話のはずなのに、読みながらずっと何かにつきまとわれているような不安を感じるのだ。 この"何か"の描き方が絶妙で、胸の奥がざわざわしながらもページを捲る手が止められなかった。 海の中の描き方も凄いし、コマ枠外にも色々な遊びが書き込まれていて面白かったな。