サッカージャーナリストの木崎氏が原作ということでなんだかワールドカップ本番を先読みするかのようなドキドキ感があった。 主人公は代表選手・チームに帯同する美容師のダイ。この辺り、海外でプレーする本田圭佑が自費で美容師を招待していたエピソードなどから着想しているのではと思ったり。 実際、サッカー選手と髪型の話は想像よりも深いもので、ヘディングがあり雨の中でもプレーするサッカーでは、試合中の集中力にも大きな影響があると聞く。 https://mainichi.jp/articles/20181214/azn/00m/050/000000c 特徴的なヘアスタイルの持ち主を何人か思い浮かべるのは難しくないことからも、髪型にこだわりのあるサッカー選手が多いことはわかる。 そんなわけで髪を切ることを通して選手たちのメンタルコンディションを整えていくダイの姿は一見唐突なようで、かなり説得力があるものに思えた。専属シェフのエピソードなんかは結構有名になってきてるけど、こういう裏方の人も居るんだなぁ。 あと言いたいことは一つ。2-1でベルギーに勝利して初のベスト8、正夢になってくれ!
スター選手がクラブを渡り歩くたびに巨額の資金が動くプロサッカー界。そのカネの流れを操るのが「代理人」です。 実際に2019年の夏の欧州市場では1シーズンで7000億円近い金額の取引があったそう。 参考:https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=63688 クラブからクラブへ選手を移籍させて金を生む…代理人はまさしく「錬金術師」といえます。 一方でファンからすれば代理人は選手の未来を導く天使にも、あるいはどん底に突き落とす悪魔にも見える存在です。 本作の主役の一人、先崎も凄腕の代理人ではあるものの「金の亡者」なんてあだ名を付けられています。代表監督への口利き、クラブオーナーへの圧力など、選手の価値を釣り上げるためなら手段を選ばないダーティな側面はなかなか衝撃的。 一方で純粋に選手を想っての行動やサッカーに対する真摯な姿勢も共存していて、代理人という謎に満ちた仕事を紹介するのにふさわしい魅力を持ったキャラクターです。 主人公リサの兄をめぐる陰謀じみたドラマも読み応えがあり、「フットボールとカネ」という刺激的なテーマに踏み込む気迫を感じました。 サッカー界の闇のドラマをどう描いてくれるのか楽しみな連載です!
サッカージャーナリストの木崎氏が原作ということでなんだかワールドカップ本番を先読みするかのようなドキドキ感があった。 主人公は代表選手・チームに帯同する美容師のダイ。この辺り、海外でプレーする本田圭佑が自費で美容師を招待していたエピソードなどから着想しているのではと思ったり。 実際、サッカー選手と髪型の話は想像よりも深いもので、ヘディングがあり雨の中でもプレーするサッカーでは、試合中の集中力にも大きな影響があると聞く。 https://mainichi.jp/articles/20181214/azn/00m/050/000000c 特徴的なヘアスタイルの持ち主を何人か思い浮かべるのは難しくないことからも、髪型にこだわりのあるサッカー選手が多いことはわかる。 そんなわけで髪を切ることを通して選手たちのメンタルコンディションを整えていくダイの姿は一見唐突なようで、かなり説得力があるものに思えた。専属シェフのエピソードなんかは結構有名になってきてるけど、こういう裏方の人も居るんだなぁ。 あと言いたいことは一つ。2-1でベルギーに勝利して初のベスト8、正夢になってくれ!