家事代行で生計をたてる本居朝日(ルビ:もとおりあさひ)、25歳。あらゆるものを“元通り”にするのが生きがいという彼女の新たな職場は、思いもよらぬ場所で―――。
極東国の南に位置する小さな孤島。そこには「花女(はなめ)」と呼ばれる、花の名を持つ少女たちが住んでいた。彼女たちの身体からは芳しい香りを持つ特殊な精油が抽出され、様々な効能から極東国では非常に重宝されている。「花女」のひとり“鈴蘭”は、自分だけが精油抽出のための“調香”に呼ばれないことを思い悩んで暮らしていた。しかし、そこには彼女に明かされていない大きな秘密と残酷な運命があり―――。和風ファンタジー史劇、開幕!
変な人が見る変なモノ?(ビッグコミックスペリオール2020年7号)