離婚して車中泊になった著者の漫画。 あぁ日にち薬って大事なんだなと、つくづく思う。 車中泊するに当たっての知識も増えて、海の目の前で漫画描いたり、温泉入ったり、サウナしたり。まぁ心中色々あるだろうが自分のペースでのんびりゆったり心も身体も浄化されていく、前に進んで行く感じがしてすごく良いなと思った。 著者には何年かけてでも己の幸せのために進んでいって欲しいなと思いました。
2019年4月、離婚を機に一戸建てを手放すことになった著者の井上いちろうさん。 家の買い手がなかなか決まらない中、免許を返納した父親からワゴン車を譲り受け、家を売った後は車内で寝泊まりするようになります。 この作品は車中泊をして各地を転々としながらマンガを描き続けている著者の コミックエッセイです。 著者が実際に家を手放し車中泊を始めたのが2019年の終盤なので、実は昨今の情勢とは直接関係なく車中泊を始めていたりします。 ただ、現在も車中泊生活を続けている著者の生活には、普通に生活しているだけでは得られない驚きや気付きがあります。 車を拠り所にし、何処へでも行ける"自由さ"や、体験しないと分からない"不自由さ"、自分が体験したことのないことを疑似体験して知ることができるという、マンガならではの楽しみに溢れていて、なおかつ、もしかしたら今後の自分たちにも役に立つ何かがあるかもしれない、そんな作品です。
遠出をするときは必ず駅弁を買ってしまう。特急の指定席で絶景を眺めつつ食べる駅弁のうまいことといったらもう…。そんな私の至福の時を漫画でも再現してくれるのがこの作品。特急の解説+駅弁レポート、それに食事ポイント付きという構成がニクイです。各話の終わりには乗った特急のコラムを掲載し、豆知識もフォロー。また、巻頭にカラーで作品内で紹介している駅弁がずらりと並べられていて、情報誌のように紹介されているのも、食いしん坊にはたまりません。各話は短めのページ数ですが、その分、ポンポンと駅弁が出てきてギュッと詰め込まれているのもいいですね。冒頭で遠出と書きましたが、私の場合、東京から西は京阪神、東は仙台あたりまでが電車移動エリアなので、新潟や九州までもカバーしてくれているのがうれしい限りです。さすがにこの著者のように特急に乗り駅弁を食べるためだけに日本全国を飛び回ることはできませんが、この地方にいったら紹介されている駅弁はぜひ食べてみたいなあ。なんて思っていたら腹がすいてきた…。こりゃ、夜には読まないようにしないと。
離婚して車中泊になった著者の漫画。 あぁ日にち薬って大事なんだなと、つくづく思う。 車中泊するに当たっての知識も増えて、海の目の前で漫画描いたり、温泉入ったり、サウナしたり。まぁ心中色々あるだろうが自分のペースでのんびりゆったり心も身体も浄化されていく、前に進んで行く感じがしてすごく良いなと思った。 著者には何年かけてでも己の幸せのために進んでいって欲しいなと思いました。