私達結婚するの。──ある日恋人に呼び出された綾音は、彼の隣で腕を絡めて立つ女性にそう告げられた。恋人を奪われた挙句、退職にまで追い込まれた綾音だったが、ひょんなことから大企業の専務秘書として新たな生活をスタートさせることに。専務の春彦はもさっとした長い前髪に、色のついた眼鏡をかけ、なぜかいつもネクタイが曲がっている。これまで何人も秘書を替えてきた癖のある人物らしいのだが、綾音には可愛く思えてしまうのだ。仕事にも慣れてきた頃、綾音は春彦から「付き合ってもらえないだろうか」と告白される。恋愛なんてと思っていた綾音だったけど、春彦の真剣な眼差しに見つめられ……──それは、俺に抱かれてもいいってこと?
事故に遭った双子の兄の身代わりとして、アパレル会社の専務を務めることになった真琴。変装は完璧! と思ったものの、取引先の社長兼デザイナー・桐谷に、あっという間に正体を見抜かれてしまう! デザインのモデルになることを条件に口止めができたと思ったけれど、二人きりになる度、なぜか彼に甘いイタズラを仕掛けられ…!?
突然、記憶喪失になってしまった未香。そんな彼女の前に現れたのは、セレブでイケメンな自称・婚約者の涼也だった! 行くあてのない未香は彼の別荘で療養…のはずが、彼は淫らないたずらで未香を翻弄。迫ってくる涼也に戸惑いながらも、ついドキドキしてしまう。そして彼とスキンシップを重ねるごとに断片的な記憶が頭の中に現れて……