「汝の敵を愛せよ。迫害する者のために祈るのだ――」神の導きにより降誕したイエスは、その教えと奇跡によって、次第に民衆から崇拝されるようになる。しかし、その名声に危機感を感じた支配層は、イエスへの敵対心を強めていくのであった…。人類の文化や思想に多大な影響を及ぼしてきた『聖書』。その中核を成す四つの福音書を元に、「受胎告知」「イエス誕生」から「最後の晩餐」「復活」まで、イエス・キリストの壮絶な生涯を描く。巻末にはキリスト教がよくわかる解説記事収録。
「プルターク英雄伝」とは、ローマ帝国の著述家プルタルコスが著した古代ギリシャ・ローマの著名な人物の伝記である。『対比列伝』の日本語訳で、古代ギリシャ・ローマの著名人たちを、人となりや言動の似た者で二人一組のセットで対比させていく伝記22編と、セットだが対比ではない単独伝記4編からなる。“プルターク”は、プルタルコスの英語名である。本巻には、テセウス・ロムルス・テミストクレス・ペリクレスの4名の伝記を収録。
豪雨が吹き荒れる夜中に墓場から甦った謎の男。モンスターのような外見に自分自身の事もわからず、彷徨う彼の唯一の手掛かりは、後頭部に刻印されている「04」の数字だけだった……。孤独な旅の中でたどりつく真実は――。
ヤクザ屋から楽座屋になり『骨董屋・紅雲堂本舗』をひとり営む鉄次郎。今日も彼を頼って昔馴染みがトラブルを抱えてやって来る…。他人様の愛をうけず、根は優しい骨董のような男の生き様
戦国史に燦然と輝く真田一族。幸隆、昌幸、信之、幸村、大助――彼らに受け継がれた真田・六文銭の血族が紅蓮の炎となって襲いかかる!!天正十年(1582)、武田氏滅亡。そして本能寺の変――歴史が大きく動き出す中、信濃小県では「真田一族」が静かに時代の流れに挑もうとしていた。天正十三年(1585)――徳川家康の怒りを買い、七千の兵で上田城を囲まれた真田昌幸は、息子の幸村らと共に謀略の限りを尽くし、大軍を蹴散らしてしまう。その策謀とは――!?
謀りの悪党どもよ、乱心するなかれ。戦国乱世を生き抜く術──それは、謀略と悪逆の限りを尽くし、下克上の権化と化すことのみ!戦国時代の麒麟児・織田信長と時代を共にした斉藤道三と松永久秀。「梟雄」と謳われた二人が謀略の限りを尽くして信長に挑む群雄列伝。
群雄割拠の戦国時代―武田晴信に仕え、その才覚を発揮した稀代の軍師・山本勘助。老齢ながら、武田二十四将の一人として活躍した謀将の生き様を描き出す戦国活劇!